もうすぐお盆休みのシーズン。休みは嬉しいけど、気が重いのが「義実家への帰省」。「せっかくの休みなのに、仕事より疲れた」なんていう言葉は、働くママたちの会話でよく聞かれますよね。今回は、「義実家へ行かずに済んだ」方法を、経験者のみなさんから伝授していただきました!

新婚限定の「角が立たない」言い訳優理さん/28/訪問販売員

毎年お盆とお正月には、義実家に帰ることを義務づけられています。本当は姑に会いたくないし、自宅でゆっくりしたい…でも角が立つのも困る。そんな時に私が使っていたのが「妊娠ネタ」です。

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「妊娠しました」だとバレたとき大変なので、「妊娠したかも…」と、あくまで微妙なラインで留めておくのがミソ。「それは大事にしないと! 家で安静にしてなさい」と言われまして…結婚して1年目は、これで帰省を逃れました。

その後、残念そうに「カン違いしてて…軽い胃腸炎でした…」と残念そうなそぶりで報告すればOK。「大丈夫よ、次また頑張ればいいじゃない!」と、たいていの姑は励ましてくれます。

もちろん旦那さんにも内緒。ちょっと胸は痛みますが…わざわざ遠出して会いたくもない義家族に会いに行くなんて、気が重すぎます。ただし何度も使えないので、来年からどうしようかなと悩んでいます。



姑に「不向きな」旅行プランを提案
みのりさ/32/教師

お盆休みは「家族だけの旅行」を旦那に提案しています。旦那が行きたい旅行先を普段の会話の中でさりげなくリサーチしておいて、すかさず提案。ここでのポイントは、「姑は行きたくなさそうな場所」にしておくこと。 そして普段から、旦那に「お盆休みは旅行」という意識の刷り込みをしておくことが大事です。「子どもたちが家族で旅行したいって言ってるわよ」「海外でパパの欲しがってた時計買おうよ」などなど、物は言いようです。

ちなみに去年行ったのは「絶叫ツアー」。絶叫マシンの有名な遊園地と、バンジージャンプを巡る旅行をしました、こんなの姑が来るはずありませんよね()。子どもたちと一緒に楽しい思い出ができました。

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ただ、毎回変わった企画も難しいのは事実です。たとえば、無難に温泉旅行だと、旦那が「じゃあ、母さんたちも誘おうか!」と言いかねません。そんなときは、「じゃあ、うちの親も誘っていい?」と言ってみてください。「う~ん…それじゃ人数が多すぎるよね…」と、自然に回避できることも多いですよ。

毎年は難しいですが、一年おきでもスルーできるだけで精神的に全然違います。やっぱり休みは気を遣わずに楽しみたいですから。

働くママならではの必殺ワザ「仕事が入った」(里美さん/27歳/看護師)

私が帰省を逃れる方法は、ズバリ、仕事する!です。義実家は遠方で、一泊ではとてもじゃないけど帰省できない距離。そしてなによりも、姑とは気が合わないので顔を合わせたくないんです。



なので毎年お盆シーズンになると、あえて出勤日数を増やして「連休にならないように」仕事を調整しています。このときだけは、「土日関係なく忙しい仕事でよかった!!」と思っちゃいます。

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普通はみんな、この時期は休みたいので「私、お盆も出勤できます!」と立候補すれば…職場からは感謝されるわ帰省しなくて済むわ、まさにいいことづくめ。ちなみに「やる気のある社員」だと勘違いされたのか、同期のなかでは昇進が一番早いです()

そして旦那には、「休みたかったんだけど、どうしても人手が足りなくて…」と言えば、「仕事なら仕方ないな」と、渋々ながら息子と二人で帰省してくれます。しめしめ…。 旦那も子どももいないので、仕事から早く上がれた日は友達と飲みに行ったりして、独身気分を満喫。もうやめられません(笑)!

「できることなら帰省したくない」という本音を漏らすママたち…どうしても我慢できないときは、あの手この手でスルーしているようです。でも味をしめて繰り返しすぎると、義実家との関係悪化の恐れも。 そこは大人の女の思慮として、ほどほどのご参考にしてくださいね(笑)。

ライター:恭 明日風