・家事全般サービス: 洗濯、アイロンがけ、衣類の補修、調理、栄養、食品安全、掃除、収納等


・高齢者、障害のある方への介護、介助サービス


・お子さんの保育およびお世話サービス等 試験内容は、上記のような家政サービスの様々な分野について行われ、学科試験と実技試験が2日にわたって行われます。 昨年度の合格率は約53%になります。この検定試験の点数配分は、学科40点満点、実技150点満点で採点され、それぞれ8割と7割の得点で合格になります。


学科試験は、択一式で40問出題されます。 実技試験は、衣・食・住の中から1問出題され、制限時間は衣に関する出題の場合は制限時間15分、食・住に関する出題の場合は制限時間10分になります。 また、実技試験時間中は、全ての所作、言動、態度などが審査の対象とされていますので、なかなか気を抜くことが出来なくて、緊張してしまいそうですね。 また、家政サービスを行なうのに相応しい服装であるかどうかも重要な審査ポイントになっています。 合格すれば、「家政士検定合格証」が発行されます。

 

◆主婦経験5年以上がポイント

 

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それでは、「家政士」検定試験を受けるには、どんな要件があるのでしょうか?


受験資格は、「家政婦(夫)や介護の経験が5年以上」あることとなっています。主婦業を5年以上行なっている人も対象になります。

けれども、家事全般のサービスや介護・介助サービス、お子さんのお世話サービス等と実に多岐にわたっていますので、人によっては、介護・介助サービスを経験したことがない方もいるかもしれません。 「家政士」の資格を取得しておくことで、信頼度が増しますので、仕事の依頼も増加する可能性があります。 家事全般サービスに加えて、介護・介助サービス、お子さんのお世話サービスがあるのは、依頼者のニーズが多様化している点にあります。 介護・介助サービスであれば、ヘルパーの方に依頼した方が介護保険を使うことが出来ますのでリーズナブルですが、利用時間に制限があったり利用出来るサービス内容が限定されていたりすることがあります。 また、お子さんのお世話サービスであれば、ベビーシッターの方等が行なうこともありますが、必要なときに必ず引き受けてもらえるとは限りません。 これらの点を踏まえて、家政婦(夫)に、介護・介助サービスやお子さんのお世話も一緒に依頼してくる方もいます。 そうした依頼に対しても十分に対応することが出来ることを証明するために、これらの項目が設けられています。