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賞状技法士の資格を取得することは、生活の場面で役立ちます。


結婚式やお葬式などフォーマルな場面では、参列者名簿や芳名帳に住所・氏名を記載することがあります。こうした場面では、ボールペンではなく筆ペンが使われます。筆ペンは使い慣れないと書きづらいものですが、賞状技法士の資格を取得していれば、筆ペンで自分の名前や住所をキレイに書くことが出来ます。 また、慶弔時の祝儀袋や不祝儀袋に氏名を書くのも基本的に筆ペンを使いますよね。キレイな文字を書くことが出来るだけでなく、賞状技法士の資格を取得していれば、贈る名目の書き方や名前の書き方のマナーも合わせて学びますので、マナー違反の書き方をして後で恥ずかしい思いをしてしまうこともありません。 例えば、ご存知の方も多いとは思いますが、結婚式の場合「御祝」と書くのは文字数が偶数になりますので、NGになります。名目の文字数は必ず奇数にするのがマナーになります。こうしたマナーも身に着けることが出来るのも賞状技法士の資格を取得する魅力のひとつと言えそうです。 最近は、PCの普及で手書きの手紙や暑中見舞いや年賀状などを書く機会が少なくなって来ました。けれども、PCで作成された手紙やはがきが多いため、むしろ手書きの手紙や暑中見舞いや年賀状の持つ力というのは大きくなっているのではないでしょうか? PCで作成された宛名ラベルがペタペタと貼りつけられた手紙や挨拶状と、手書きで書かれた宛名書きでは相手に与えるインパクトが随分と違って来ます。

◆費用・時間・勉強方法など

それでは、賞状技法士の資格を取得するために必要な費用や時間などについてみてみることにしましょう。


賞状技法士には準3級から1級まであります。それぞれの級の目安は次の通りです。 ・準3級: のし袋、年賀状、賞状の書法


・3級: A3賞状、封筒宛名、のし袋のレイアウト法


・2級: 各種賞状、式次第、胸章、祝辞等の書き方


・準1級: A3以外の大小各種サイズの賞状、家族書、親族書、遺言書等の書法


・1級: 自他共に認める立派な賞状技法士 資格取得には通学コースと通信コースがあります。


講座の主催者によって料金やコースは異なりますが、級別にコースが設けられている場合は、次のような設定になっています。