【写真1】shutterstock_139680361

クレジットカードの新規加入や乗り換えを考えるとき、もっとも重要視するのはポイントの還元率だと思います。理由は言うまでもなく、還元率が高いほどポイントをザクザク貯められるから。したがってカード選びでは必然的に、「高還元率カードを持ちたい!」と考える人が多いのではないでしょうか。そんなユーザーの願いとは裏腹に、近年、高還元率カードの存在が危ぶまれています。

 

ポイント還元率ダウン、新規募集停止のカードが続出している

 

「高還元率カードと称されたものの多くが、還元率ダウンや新規募集停止になっている。“改悪”が続出しているのです」

 

こう語るのは、クレジットカードやポイントの制度の専門家であり、ポイント交換案内サービス『ポイ探』を運営する菊地崇仁さん。ここ数年の改悪事例をいくつか紹介してもらいました。

 

【還元率ダウン&新規募集停止の改悪カード事例】 〇漢方スタイルクラブカード 年会費1500円(初年度無料) ・還元率1.75%→1.5%(201512月から) ・新規募集停止、20183月からリーダーズカードに強制的に切り替わる

 

〇レックスカード 年会費無料 ・還元率1.75%→1.5%(20176月より)→1.25%(同年10月より)

 

〇ライフカード 年会費無料 ・誕生月ポイント5倍、還元率2.5%→3倍、還元率1.5%(20177月より)

 

〇リーダーズカード 年会費2500円(初年度無料) ・還元率1.5%→1.1%(201512月より)→1.25%に改善(201710月より)

 

〇エクストリームカード 年会費2500円(年間30万円以上使えば無料) ・還元率1.5%→20175月から新規募集停止、同年9月からリーダーズカードに強制的に切り替わる

 

〇リクルートカードプラス 年会費無料 ・還元率2.0%→20163月で新規申し込みの受け付け終了