ネタとしての「死ね」を巡って様々な声


お笑いの世界で使われるツッコミとしての「死ね」に対しても、多くの声が上がっています。ネット上では、「『死ね』っていうツッコミで笑いが起きるのが問題。テレビを観た子どもが、『死ねって悪い言葉じゃないんだ』と勘違いするかもしれない」「お笑いならネタとして割り切れるから、そこまで気にならないな」「お笑いで『死ね』っていうワードを禁止したら、味気ないネタが増えそう」など様々な意見が見られました。

 

いっぽうで、「死」と関連するフレーズを意識的に避けているお笑い芸人もいます。サンドウィッチマン・伊達みきおさんは今年3月放送のテレビ番組『ボクらの時代』(フジテレビ系)で、東日本大震災をきっかけに変わった人生観についてトークを展開。「僕らのネタって『死ぬ』っていう単語が結構出てくるんですよ」と前置きした伊達さんは、震災以降に作るネタでは「死ぬ」という言葉をいっさい使わないと語っています。言葉の捉え方は人によって違うので、やはり気軽に使っていい言葉ではなさそうですね。