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子どもが不登校になったときに、立ち向かえるようにサポートしてあげるのが親の役目。しかし、ときには不安に押しつぶされそうになることも。最近では、不登校の息子に悩むとあるお母さんが今のツラい気持ちをネット上に打ち明けています。

 

不登校の息子に苦悩する母親の悩みとは


母親の息子は中学2年生から不登校の状態。学校に行かなくなった理由はハッキリしていないそうです。その後入学した高校でもうまくいかず、そのまま通信制に転入。それでも気持ち的に不安定だったため、カウンセラーや家庭教師なども試みました。しかし、結果はどれも同じ。「勉強や将来のことを考えるとイライラする」「この先、楽しいことがあると思えない」と言う息子について、母親は“親である私がつぶれそうで怖くなる”と気持ちを話しています。

 

そんな母親の苦悩を知り、ネット上では「親にも限界があるよね」「うちも不登校の時期があったので、辛い気持ちがよくわかります」など共感する声が殺到。いっぽうでは「いっそ得意なことを伸ばしてみては? 例えば絵が好きなら絵を描かせるとか…」「もしかしたらうつ病かも… 神経内科に一度見てもらってはどうでしょう」「息子さんの考えをもっと聞いてあげるべき」など、助言をうながす声が上がりました。

 

なかには1番疲れているのは息子さん。支えるべきあなたが潰れそうでどうするんですか」「あなたの目線でどんどんコトが運んでいるような気が… 逆に悪化しているのでは?」などの厳しい意見も。また「きっと解決策はあると思うので、頑張って下さい」といった、励ましの声も多いようです。

 

不登校だった人たちのその後…


過去に不登校だった人は、その後どんな大人になったのでしょうか。とある不登校の女子学生はやりたいことが見つからず、卒業後の進路に悩んでいました。そこで不登校の過去を持つ人に向けて、ネット上で「大人になって何をしていますか?」と発信。集まった多くの回答から、不登校だった人たちの“その後”を探ってみましょう。

 

結婚やフリーターなど様々な声がある中で、特に多かったのは「定時制高校を卒業後は、福祉系専門学校に入学。卒業後は無事就職したよ」「フリースクール通ったのち、美容学校に行って美容師に」「通信制でバイトしながら、少しずつ社会に戻った。今は正社員として働いてる」などの社会復帰したという人たち。

 

中には、「中学で不登校になり、人生終わったと思った。だけど勇気を出して大学入学試験から始めて、大学卒業後は普通に就職。結婚して子どもにも恵まれました。普通の人生じゃなかったけど、今は幸せを感じています」といった声も上がっていました。親が思うほど、子どもは弱くないのかもしれませんね。

 

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文/長谷部ひとみ