大戸屋の創業者が幼いころ、母親がチキンカツを煮て作ってくれたという、おふくろの味。汁まで飲み干してしまうほどおいしい、やさしい味わい。気になるそのレシピとは?
創業からの定番メニュー チキンかあさん煮
【材料(2人分)】
- 鶏もも肉… 1枚(200g)
- 玉ねぎ…1/2個(100g)
- じゃがいも…1個(100g)
- にんじん…1/2本(40g)
- れんこん…60g
- ほうれんそう…1/5束(40g)
- 大根おろし(水けをきる)…160g
- なめたけ(市販)…20g
- 塩・こしょう…各少々
- 小麦粉・溶き卵・パン粉…各適量
- A[めんつゆ(3倍濃縮)…1/2カップ、水…2と1/4カップ]
- 揚げ油…適量
【作り方】
- 玉ねぎは薄切り、れんこんは半月切り、じゃがいもは4つ切り、にんじんは乱切りにする。ほうれんそうは塩を加えた熱湯でサッとゆでて水にとり、水けをきって3cm長さに切る。
- 鶏肉は余分な脂身をとり除いて、厚みのある部分には切りこみを入れて平らにし、半分に切る。塩、こしょうをふり、小麦粉、溶き卵、パン粉の順にころもをつける。
- フライパンに揚げ油を熱して、じゃがいもとれんこんを竹串が通るまで素揚げにし、油をきる。②を入れて、ときどき返しながら4分揚げ、しっかりと油をきる。油きりをしたチキンカツを8等分に切る。
- 別のフライパンに、玉ねぎ、にんじん、Aを入れて中火にかけ、にんじんに火が通るまで煮る。大根おろしの半量を加えてサッと混ぜ、③とほうれんそうを加え、ひと煮立ちさせる。
- ④を器に盛り、残りの大根おろしとなめたけをのせる。
◎ポイント
お好みで、レモンのくし形切りを添えて。レモンをかけて食べると味の変化が楽しめます。
大戸屋人気No.1!鶏と野菜の黒酢あん
お酢が苦手な人にも食べやすい「黒酢あん」が味の決め手。鶏肉を白身魚にかえるなど、お好みの具材で作っても。
【材料(2人分)】
- 鶏もも肉…1枚(200g)
- 片栗粉…適量
- じゃがいも…2個(200g)
- にんじん…1/2本(80g)
- なす… 1本(100g)
- れんこん…50g
- 玉ねぎ…1/4個(50g)
- いんげん…2本(20g)
- A[しょうゆ…小さじ2、酒…小さじ1、しょうが汁…小さじ1/4、おろしにんにく…1/4片分]
- 揚げ油…適量
- B[砂糖…大さじ3と1/2、りんご酢…大さじ2、しょうゆ…大さじ1と1/2、水・酒…各大さじ1、黒酢・みりん…各小さじ2、片栗粉…小さじ1]
【作り方】
- 鶏肉は余分な脂身をとり除き、ひと口大に切り、Aをもみこんで10分ほどおく。
- じゃがいもは4つ切り、にんじん、玉ねぎは乱切り、れんこんは半月切り、なすは棒状に切り、いんげんは4cm長さに切る。
- フライパンに揚げ油を熱して、にんじん、じゃがいもを竹串が通るまで素揚げにし、油をきる。なすとれんこんは同様に1分ほど素揚げにし、いんげん、玉ねぎは30秒ほど揚げ、油をきる。
- ①の鶏肉に片栗粉をまぶして、③の揚げ油でときどき返しながら4分ほど揚げて、しっかりと油をきる。
- フライパンを中火で熱して、素揚げにした野菜と鶏肉、Bを加えてサッとからめる。
コク深いピリ辛さがおいしい 豚バラ肉とたっぷり野菜の豆鼓炒め
黒豆を麹で発酵させた豆鼓(とうち)は、日本料理ではみそのような存在。おうちで手軽に作れる本格中華をどうぞ。
【材料(2人分)】
- 豚バラ薄切り肉…100g
- なす…1本(100g)
- キャベツ…120g
- 玉ねぎ…1/2個(100g)
- にんじん…1/4本(20g)
- ブロッコリー…小房6個
- 豆鼓…10粒
- サラダ油…大さじ1
- 揚げ油…適量
- A[豆鼓醤(とうちじゃん)…大さじ2、しょうゆ…小さじ2、砂糖…小さじ1、おろしにんにく…小さじ1/2]
【作り方】
- 豚肉、なすはひと口大に切る。キャベツはざく切り、玉ねぎは薄切り、にんじんはいちょう切り、豆鼓は細かく刻む。Aは混ぜ合わせておく。
- フライパンに揚げ油を熱して、①のなすを素揚げにし、油をきる。
- フライパンにサラダ油を熱して、豆鼓、キャベツ、にんじん、ブロッコリーを加えて炒める。全体が温まったら、豚肉、玉ねぎを加えて強火で炒める。
- 豚肉の色が変わったら、なすとAを加えて炒め合わせ、火を止める。
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