あなたの事業所は違反かも!?
悩む人も多い職場のトイレですが、実は法令で設置の基準が定めらています。労働安全衛生法に基づく「労働安全衛生規則」の第628条第1項では、事業所のトイレについて「男性用と女性用に区別すること」という条文が。さらに、男性用の個室トイレは「同時に就業する男性労働者60人以内ごとに1個以上」、女性用トイレは「同時に就業する女性労働者20人以内ごとに1個以上」といった、細かい基準まで設けられているのです。
女性が快適に働ける職場環境づくりをめぐっては、こんなニュースも。全国初の官民合同女性パトロール隊「輝く女性を応援し隊!」は、昨年2月に「長崎県庁舎行政棟」工事現場への安全パトロールを実施。男性作業員が多い建築の現場で、どれだけ女性向けの環境が整っているかを調査しました。
調査の結果「応援し隊!」は、同工事現場に女性専用トイレが設置されていた点を高く評価。現場事務所の女性用トイレとは別に女性作業員向けトイレも存在し、十分に着替えができる広さを確保している点も評価しています。
トイレは毎日利用するからこそ、仕事のモチベーションにも大きく関わってくる場所。面接に行くときは、トイレの状況もチェックするといいかもしれません。