子どもの夏休みに比べると、大人たちの休みは短いですよね。もっと子どもと休日を過ごしたいと思う人も少なくないはず。そんな人に朗報です。今年から親子が一緒に過ごせる“新しい大型連休”の実施を厚生労働省が発表しました。しかし、「本当に実施されるの?」と疑う声も多いようです。
キッズウィークって知ってる?
新たな大型連休「キッズウィーク」。学校の夏休みなどの長期休暇を分散化することで、親と子どもが一緒に過ごせる休日を狙いにしています。このキッズウィークは平成30年度からスタートする予定ですが、実際に動き出しているのかは怪しいところ。しゅふJOB総研では、働く主婦を対象に“キッズウィーク”をテーマにしたアンケート調査を実施。まず「キッズウィークが導入されることを知っていたか」を調べてみたところ、「知っていた」と答えた人はわずか31.5%。残りの68.5%は「知らなかった」と回答しました。
しかし何より多かったのは、「わからない」という回答。まだキッズウィークという言葉が浸透していないせいか、導入後のイメージを想像できない人が多い様子でした。ネット上でも「現実的ではない」「本当にそんなことできるの?」「大企業だけでしょ」「プレミアムフライデーの子ども版みたい」など、本当に実施されるのかという点に疑問を持つ声が続出。
今後本当にキッズウィークが実施されるのか、期待したいところです。
プレミアムフライデーを実施している人は何%?
昨年は政府が“プレミアムフライデー”を実施し、話題になりました。月末の金曜日に仕事を早く切り上げることで、働き方改革やライフスタイルの変革を狙ったキャンペーン。実施から1年を迎えて、一体どのくらいの人に認知・浸透されているのでしょうか。株式会社インテージが発表した“プレミアムフライデー”の調査データをもとに探ってみましょう。
まずはプレミアムフライデーの認知率について見てみると、「知っている」と回答した人の割合は97.0%を占める結果に。ほとんどの人が認知していることがわかりました。一方「勤務先がプレミアムフライデーを実施しているか」という質問に対して、「実施されている」と答えた人はわずか11.0%。プレミアムフライデーを知りつつも、実際に早帰りしている人はごく一部である現状が浮き彫りになりました。
「プレミアムフライデーの二の舞になるのでは?」との意見も多い中、キッズウィークがどのように実現されるのか楽しみですね。
文/牧野聡子