「大事なものを失ったのはお互い様」という、ある計画(久美子さん / 28 / サービス業)

息子が3歳・娘が5歳と、子育ての大変な時期に浮気されたと知ったときは、家族という大事な宝物を、ハンマーで粉々に壊されたようにショックでした。 浮気していると気づいたのは、お金の使い道です。 旦那の趣味はプラモデルで、自分の部屋に展示ケースを置くほど。塗装やらバージョン違いやら、私にはさっぱりですけど、コレクションはかなりの数。

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それが突然、プラモデルをパタリと買わなくなり、服やらアクセを買い出したのですから、これは浮気に間違いないと思いました。そこでこっそり旦那の行動を見張り、ある日とうとう動かぬ証拠を手に入れました。 その直後、お義母さんに事情を全て話し、大事な大事なプラモデルをすべて、こっそり旦那の実家に移動させました。 仕事から帰ってくるなり、そりゃ旦那はパニックです。大事なコレクションが消えていたんですからね。「全部売った」と言うと、「なにしてんだお前!」と、もちろん激高。 「なにしてんだはこっちのセリフ!」と思いつつ、目の前に浮気の証拠を提示。さっきまでの高圧的な態度と一転、血の気が引いてく旦那。 「アンタが私の大事な家族を壊したんだから、アンタだって大事なものを失うべきよね!?」と言い放つと、膝から崩れ落ちて意気消沈。その後、コレクションは無事なのを知らせると、旦那は平謝りしながら私の要求を全部飲みましたよ。これって、まだ優しい方法ですよね?