朝や夕方などの電車が込み合う時間帯に、女性や体の不自由な方、小学生以下の乗客が安心して利用できるようにと設けられた「女性専用車両」。 主に、女性が利用するのを想定したサービスにも関わらず「数回使ったけど、もう使わない」と、あえて普通車両を選択する女性も少なくありません。彼女たちが女性専用車両を避ける理由とは…? 

3名のワーママに実態を聞いてきました。

 

舌打ち、ど突き、言い争い…平穏を求めて離脱しました(美香さん/35/化粧品メーカー勤務)

いわゆるベッドタウンに住む私は、都心まで電車通勤をしています。痴漢にあう心配はしていなかったものの、「階段が近くて乗り換えが楽だから」という理由で女性専用車両を利用していたのですが…その感想は「怖い」の一言…! というのも、少しカラダの位置をずらしただけで、ひじで思いっきりど突かれたり、舌打ちされたり…身動きが取れないほど混雑しているのですから、多少ぶつかってしまうのも押してしまうのも仕方のないことです。 それなのにみな殺気立ってて、「私の縄張りに入ってくる者は許さない!」と言わんばかり。

 

 

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ちょっと離れた場所では「ちょっと!ぶつからないでよ」「はぁ?オバサンが悪いんでしょ」みたいな言い争いが聞こえてきますし…。 初めて女性専用車両を利用した日は、「たまたまイライラしている女性たちと乗り合わせてしまったのだ」と思ったのですが、他の日に乗ってみてもだいたい同じ感じ。 普通車両ではそんな雰囲気はないのに、“女性だけ”になるとなんだかイライラ、カリカリ…「みんな生理中なの?」と突っ込みたくなるほどでした。 朝から舌打ちされたり、怒鳴り声を聞いたりすると気持ちが滅入ってしまうので、今では女性専用車両を避けるようにしています。