共働き夫婦の育児に関する現状


実際に共働き夫婦の育児の負担は、平等に割り振られているのでしょうか。内閣府が公表している「『ワンオペ育児』の現状」という資料では、「共働き世帯で、約8割の男性が家事を全く行っておらず、約7割の男性が育児を全く行っていない」というデータが。父親が家事育児をやらない要因としては、「長時間労働、性別役割分業意識、祖母のサポート、夫婦の学歴・収入の差など」「父親は子供と『遊び』はしても、『世話』はしない傾向」などが挙げられています。

 

また「大和ハウス工業株式会社」が行った「20代から40代の共働き夫婦の“家事”に関する意識調査」では、「家庭での家事負担の割合」を共働きの夫婦の男女両方に質問。女性で一番回答数が多かったのが「夫1割:妻9割」なのに対し、男性は「夫3割:妻7割」と答えた人の割合が第1位でした。

 

女性が働きやすい社会に向けて様々な取り組みが行われていますが、いまだに家事や育児に対する意識には男女間で違いがあるようです。