最近よく耳にする「SDGs」。持続可能な開発を目標とするエコな取り組みとして話題になっています。 3月15日に放送された『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)では、エコなだけでなくとてもお得なSDGsを実践するお店やサービスが紹介されました。
食品ロス削減でお得に!
町田市にある「ecoeat」は一見普通のスーパーですが、店内に入ってみるとビックリするような価格の商品がたくさん。ヨーグルトが1個10円やミネラルウォーターが1本5円など、スタジオからも「えーっ」「安ーい」と驚きの声が上がる価格で売られています。
その理由は、廃棄予定だったものを買い取っているため。コロナ禍でなくなってしまったイベントで使う予定だった飲料や食品、同じく納品先がなくなってしまった野菜などを仕入れて販売しています。在庫を抱えきれない企業にも、お得に買える消費者にも、嬉しいシステムですね。
1本500円で売られる予定だったフランクフルトも5本で税抜198円。おでんに入れるとおいしいと、高齢の方もよく買っていくとのことでした。お弁当などに便利な小分けの調味料などもとてもお得なので、お近くのお店をぜひチェックしてみてくださいね。西日本を中心に14店舗と、全国的に広がっています。
ご褒美お菓子や家電も安く
食品ロスのサブスク「ロスゼロ不定期便」は、2か月に1回5000円で食品ロスの商品が出ると送られてくる仕組みです。百貨店やレストランで売っている食品の専門サイトが運営しているので、高品質な商品ばかり。老舗の和菓子や、高級珍味メーカーの人気商品などが届くと話題になっています。
こちらで届いた高級珍味メーカー「伍魚福」の「ぴり辛さきいか天 のり塩風味」は、お酒が大好きといういとうあさこさんが思わず「ちょっとビール1杯持ってきて!」と声を上げるほどのおいしさ。スタジオのメンバーにも大好評でした。自分では普段選ばないような商品が届くのも魅力ですね。
また家電を扱う「222」は、外箱のみ破損した商品や通販で返品になった商品をとてもお得な価格で販売しています。人気のロボット掃除機や有名メーカーのヘアケアできるドライヤー、人気のミル&ミキサーも新品なのに半額以下。全国に8店舗出店していて、いいものが安く買えると大人気です。
食品ロスへの意識に変化
コロナ禍で食品ロスへの意識が高まっていることが、日本インフォメーション株式会社によるアンケートから明らかになりました。「食品ロス」という言葉の認知度はどの年代においても約80~90%と高く、「賞味期限」「消費期限」については約8割の人が「意味も含めて違いを知っていた」と答えています。
また企業側の取り組みも増えてきており、江崎グリコは品質に問題のない商品を不揃い品としてアウトレット価格で販売。セブン-イレブンは、手前に並んでいる商品から購入することでポイントが付与される「てまえどり運動」をおこなっています。このように消費者に直接的な還元のある施策ほど、企業のイメージアップや購入意向を高めることにつながるようです。
自宅で食事する回数が増えるなど、ここ数年で食生活に変化があった人も多いはず。今回ご紹介したお得なお店やサービスを活用して、環境への配慮を継続しつつ、食卓をよりにぎやかにできるといいですね。
文/牧野聡子 ※画像はイメージです
参照/日本インフォメーション株式会社「食品ロスに関する意識・行動調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000048646.html