自分の好きなものとシンプルに暮らしているミニマリストのおふみさんに、自身の経験から得た”家を安らぐ場所にするちょっとした習慣や愛用品”を教えてもらいます。

 

すっかり春本番の気候となりました。毎年、この季節におふみさんが取り組むあることがあるそう。それは「中掃除」という掃除方法です。今回は、その中掃除について教えていただきました。

小分けにして掃除のハードルを下げよう

中掃除の季節がやってきました。

 

中掃除ってなんぞや? 始めて耳にする方も多いかもしれません。

 

大掃除が一度にまとめて年末に行う徹底掃除だとすると、それを分割して年に数回かけて行い、普段の掃除では手の届かないところまで掃除することを中掃除と呼んでいます。

 

年末の恒例行事である大掃除ですが、ただでさえ慌ただしい時期ですし、さらに水仕事も大変な真冬に掃除するのって大変ですよね。

 

2017年に実施されたリンナイの調査によれば、大掃除をしない人は半数にのぼるのだとか。 年に数回「中掃除」を実施している人は8割以上にもなるのだそうです。

 

真冬に窓ふき掃除をするのは苦行に近いものがありますが、気候のいい時期の晴れた日にやれば同じ作業でも清々しい気持ちで取り組めたりするもの。

 

自分のペースで進められる中掃除、取り入れてみませんか?

大掃除の代わりに、季節に合わせた年3回の中掃除

私は実家を出てから11年間、一度も年末の大掃除はしていません。 その代わりに、年に2~3回程度「中掃除」をしています。 大掃除の内容を分割して、年間を通して終わらせていくイメージです。

 

私の場合は年明け・春・秋の年3回取り組むことが多いです。 年明けが慌ただしかった場合は、春と秋の年2回の年もあります。

 

年3回の場合を例に、年間の掃除時期をお伝えします。

 

1回目は年明け。

 

年明けは「今年の目標」を立てるなど、1年でいちばんやる気がみなぎっている時期です。 片づけや部屋作りについても目標を立てることで掃除のやる気もつられて上がっているため、この時期に中掃除することが多いです。

 

とはいえ1月は寒さ真っ盛りなので、窓の拭き掃除やベランダの拭き掃除といった外掃除や水仕事はあまり行いません。 普段掃除が行き届いていない場所、例えばカーテンの洗濯をしたり、ドラム式洗濯機の乾燥フィルターを掃除したりしています。

 

2回目の中掃除は春に行います。

 

この時期は気温も暖かく、水掃除もつらくありません。 また気温が上がると油汚れなどもゆるむため、汚れを除去しやすいので中掃除にはうってつけの時期だと思います。

 

この時期には、窓の拭き掃除や換気扇洗浄などを行います。 他にもベランダの手すりやエアコンの室外機を拭き掃除したり、折りたたみマットレスにシャワーをあてて水洗いして乾かしたりといった掃除もします。

 

また、衣替えもあわせて行い、クローゼット内のものを動かして床や壁を拭き掃除します。 掃除を終えたぞうきんを見ると意外と汚れが溜まっていたことに気づかされて、達成感があります。

 

我が家では毎年春に室内用害虫駆除剤の交換時期が訪れるので、あわせて交換します。