リモートワークが定着しつつある昨今。いつもの居住空間での仕事に慣れてくると、オンオフの切り替えが難しく、メイクなしで仕事をすることも多々ありますよね。

 

そんななか、突然オンライン会議が入ったり、家事と仕事を並行していて気がつくと会議の時間が目前になっていたりして、慌ててメイクするハメに…といった経験がある人も多いのでは

 

そこで、慌てずサッとメイクを完了させるための収納アイデアを、整理収納コンサルタントの瀧本真奈美さんに教えてもらいました。

1.デスク横にジュートバッグで吊り下げ収納

たいていの人は洗面所にスキンケアグッズやコスメ類を置いていると思いますが、まずはその当たり前を変えてみましょう。とくにオンライン会議への対応がネックになっているなら、仕事をする空間にメイクアイテムを移動させるのが効率的です。

 

仕事をするデスク自体に収納がない場合も多いでしょう。それなら、デスク近くの家具などに簡単なスキンケアグッズと必要なメイク用品をまとめておくと安心です。

メイクグッズの収納例

このとき、バッグタイプの収納なら持ち運びやすいうえ、フタがないのでものの出し入れがラクです。ただし、たくさん入れすぎないように注意してくださいね。

2.デスクの引き出しをコスメ収納に

引き出しつきデスクで仕事をしている場合は、引き出しの1つをコスメ専用にしてしまうのも手。

メイクグッズの収納例

私の場合は、3つの引き出しのうちの1つをメイク収納にしています。スキンケアまでは洗面所で行い、メイクはデスク空間で。メイクを済ませたらすぐにオンライン会議に参加できるので、とても便利です。

 

このときに避けたいのが、メイク用品が整理されておらず、どこに何があるかわからなくなってしまうこと。

メイクグッズの収納例

引き出し内部をケースで仕切り、同じ用途や、同じポイント(アイメイクに使う、アイブロウに使うなど)に使うグッズをまとめておくと、よりメイクの時短に繋がります。

3.キャスターつきの収納ケースを活用

袖机でもいいのですが、キャスターつきの収納があるならぜひ活用しましょう。メイクをする場所がその都度変わる場合も、メイククッズをスムーズに移動できます。

メイクグッズの収納例

収納ケース自体に深さがある場合は、中にスタンドケースを入れて立てて収納しておくと、取り出しやすく、片づけやすいですよ。

4.収納ポーチやボックスをインテリアに

袖机や収納ケースがない場合には、インテリアとしてメイクポーチやメイクボックスを「見せる収納」として活用するのもおすすめ。

メイクグッズの収納例

シンプルな見た目であれば、浮いてしまうこともなくデスクに置けておけるので、使いたいときにサッと取り出せます。

5.鏡もすぐ使えるようにスタンバイ

メイクに必要な鏡は壁に設置しておけると便利ですが、難しい場合は、壁かけのレターラックなどに入れておくのも手です。

 

平置きだと場所を取ってしまうので、立てて収納しておきましょう。

 

鏡がない場合、会議前のオンライン画面を利用してメイクをしても。メイクが終わったらそのまま会議に参加できますし、事前に画面確認もできるので便利ですよ。

6.どうしても時間がないときの救世主は

パソコンでzoomを使用する場合に限りますが、zoomにはノーメイクでもメイクをしたように見える機能があるので、どうしても時間がない場合には利用するのも手です。

 

「設定→背景とフィルター」から眉毛とリップカラーを好みの色や濃さに調整することができ、事前設定で常時使用もできるので、心配な場合は設定しておくのもいいと思います。

 

ファンデーションなどベースメイクを省略する場合は、「設定→ビデオ→外見の補正」で肌の調整が可能。時間がないときに非常に助かる機能です。

 


私自身、リモート会議までにあわててしまうことがよくあります。以前は洗面所でメイクをしていたのですが、メイクをデスクで済ますようになったことで、使って片づけるまでの時間が短縮できたり、事前の画面確認ができたりして、とても便利になったなと実感しています。

 

働き方が大きく変わるこの時代。暮らしも臨機応変に対応していきたいですね。

文・撮影/瀧本真奈美