今や当たり前のように利用されているSNS。友人や芸能人をフォローするケースがほとんどですが、中には夫や子どものアカウントをフォローする人も。最近ネット上では、“家族のアカウントをフォローするかどうか”が話題を呼んでいました。

フォロー後に心配事が増えた!?

とある女性は、以前Instagramで娘のアカウントを発見。「せっかくならフォローしたい」と思ったものの、娘が嫌がる可能性も考慮してためらっているそうです。そこで彼女は周囲の人たちに、「家族のアカウントをフォローしていますか?」と投げかけていました。

 

同質問に対して、“フォローしている派”と“フォローしていない派”で意見が真っ二つ。まずは“フォローしていない派”の声を見ていくと、「いくら家族でも見せたくない部分があると思うから、SNSは繋がらないようにしてる」「フォロー返しをされたくないので見つけてもスルー」といった理由があがっています。

 

実際に家族をフォローした時のデメリットをあげる人も多く、「家族の“知らなくていい情報”を知ってしまい、すごく後悔したことがある…」「いろいろな情報が入ってくるから、前よりも心配事が増えた」などのエピソードが寄せられていました。

家族をフォローするメリットは?

“ちょうどいい距離感”を保つために家族のアカウントをフォローしない人が見られましたが、一方でフォローするメリットもある模様。

 

ネット上では、「夫婦でどこかへ出かけた時に、夫がSNSで『楽しい』って投稿してるとテンションが上がる」「子どもの近況がよく分かるから安心。あと普段会話をする機会が少なくても、SNS上だとけっこうやり取りしてくれるよ」といったコメントが。SNSを通してコミュニケーションを取ったり情報収集ができるため、率先して家族をフォローする人たちも少なくないようです。

 

とはいえ、身内をフォローする場合にはいくつか気をつけるべきことも。注意点として、「こっそりフォローして後々バレたら気まずいことになるから、身内だとしてもきちんと許可を取ったほうがいい」「あまり干渉しすぎないように気をつけて。『あの投稿はどういう意味?』とか頻繁に質問したりツッコミを入れてたら、うっとうしく思われちゃうかも」などのアドバイスがあがっていました。

4人に1人がインスタで家族をフォロー!?

身内のSNSアカウントフォローについて様々な意見が集まりましたが、若年層はSNSで家族と繋がることに抵抗を持っているのか気になるところ。そこで今回は、15~18歳の高校生400名を対象に実施した「Z世代の家族に対する意識・実態」(SHIBUYA109 lab.調べ)を見ていきましょう。

 

まず“家族と繋がっているSNS・アプリ”についてたずねたところ、第1位は「LINE」の91.5%でした。続いて第2位には「Instagram(本アカ)(25.9%)」、第3位には「Twitter(本アカ)(8.0%))」がランクイン。家族と繋がっているSNSは、TwitterよりもInstagramのほうが多いようです。

 

また調査に参加した男子高校生からは、「母からInstagramをフォローされている。僕のフィード投稿を見た母が“いいね!”をしてくれて、その投稿に対して話したりもする」といったコメントも上がっていました。

 

SNSで家族をフォローするかどうかは自由ですが、時として“会話のきっかけ”になる場合もあるのかもしれません。

文/内田裕子
参照/株式会社SHIBUYA109エンタテイメント「Z世代の家族に対する意識・実態」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000106.000033586.html