モデルの冨永愛さんが1月9日放送の『日曜日の初耳学』(TBS系)に出演し、完璧主義で家事や育児に手を抜くことのできない一般女性の悩みに答えました。自身も完璧主義者だと語る冨永さん。一体どのような方法で女性の悩みを解決したのでしょうか。

私はプツッとダメになっちゃった。そうなってほしくない!

番組では3人の子どもを抱える母親から「手が抜けない。しんどい辛いって思ってても、ちょっと自分が頑張れば(と思ってしまう)」と、完璧主義で家事や育児に手が抜けないという相談を受けました。相談者の女性は以前はヨガ講師の仕事をしていたものの、家の仕事を疎かにできないため仕事に復帰できないとのこと。

 

そこで冨永さんは「私も完璧主義者なんですよ」「疲れてても本当に踏ん張って踏ん張って、手料理食べさせてあげたいみたいな。それで私の場合はプツッとダメになっちゃった。できなくなっちゃったんですよ、疲れちゃって。だからそうなってほしくないですね」と伝えます。

 

さらに「休むのが不安というか、休む自分が許せない」と語る相談者に、「完璧じゃなくていいと思う。ちょっと家が汚れてようが、洗濯物たまってようが、大丈夫よ。子ども死なないから」とアドバイスをしていました。

母親が幸せであることが大事

また我慢しすぎる相談者に対し、冨永さんは自身の経験から「お母さんが幸せであることがすごく大事なんですよね」とコメント。「お母さんが自分のやりたいことを我慢して子どものために一生懸命やることは美しいと言われることかもしれない。でも我慢して我慢して、お母さんが落ち込んでるのって、子どもにすごい影響する」「すごい見てるから、子どもって」と明かしています。

 

それでも“休むのを許すのが、止まるのが怖い”という相談者に、「大丈夫よ、私だって3年止まってたんだから」と自身も止まっていたことが不安だったと続けました。

 

止まっていた3年間はこの業界に戻れるとは思っておらず、別の道を行くために司法書士の勉強をしていたと語った冨永さん。ヨガの仕事に戻れるか不安に感じている相談者の女性に対し、「何歳になってもできる。90歳のトレーナーさんもいるわけだし。だから大丈夫だと思いますよ」と伝えます。ずっと強張った表情を浮かべていた相談者の女性も、この言葉を聞いて最後には安心したように笑顔を見せていました。

完璧主義だと逆に失敗する? 8割でOK

経済評論家の勝間和代さんも自身のYouTubeで「完璧主義がなぜいろいろ上手くいかなくなってしまうか」について語ったことがあります。

 

勝間さんによると“完璧主義者は思いもかけないことが起こってしまうと、そこに対して上手く対応できないため困ってしまう”といいます。「完璧なものを目指すんじゃなく、ある程度、これ以上だったらOKというレベルを考えまして、そこの基準に達していれば全て合格点みたいに考えるとすごく楽だと思います」と持論を展開しました。

 

そして20くらいの力を使うと80くらいのことが完成するという『20:80の法則』を紹介。“完璧を目指さずにとりあえず80目指してやってみて、不都合があったらやり直すみたいなことを繰り返すと、いろんな物事って早くなると思う”と語っています。

 

完璧主義によって、自身を追い込んでしまう人は少なくないはず。自分を追い込みすぎないためにも、冨永さんや勝間さんの考え方をぜひ参考にしてみてくださいね。

文/内田裕子 ※画像はイメージです
参照/勝間和代公式YouTube「勝間和代の、完璧主義をやめよう。だいたいとか、適当、を味方にします」https://www.youtube.com/watch?v=qlavHePX3rc