その紙袋、本当に必要?

まず、溜め込んでみて思い知ったのが、紙袋を使う機会はそれほど多くないということ。

 

人に何かを貸したり譲ったりする場面も、年に数回あるかないかしか訪れません。 メルカリの梱包材として使うつもりでも取ってありましたが、面倒で肝心の手放したいものをメルカリに出品すらできずにいました。

 

そもそも、メルカリの専用梱包材がコンビニや郵便局で売られています。必要になったらその分買えばいいのであって、出品するかも売れるかもわからないもののために何枚も紙袋を持っておく必要もないと気づきました。

 

さらに、調べていくうちに紙袋に関する恐ろしい事実を知ることに。 なんと、あの名前を出すのもはばかられる虫の餌や住処になるというではありませんか(害虫対策のプロが書かれている記事を見かけました)。

 

何よりもあの虫が苦手なので、「紙袋をためることであの虫を寄せつける行為をしている」と思ったら、一気に手放す決心がつきました。この事実は、それ以降も片づけと掃除における大きなモチベーションとなりました。

 

紙袋をごっそり手放してみることにしました。 そして実感したことは、大量の紙袋がなくても困らないということ。

 

最近は、直近増えた紙袋のうち1、2枚のみ残してあとは潔く手放すスタイルで回していますが、これで問題なく過ごせています。

 

1、2枚あれば、友人にものを渡す時にもなんとかなります。 だいたい、どうしても必要になれば100円ショップでも紙袋1枚から販売されています。必要な時に買えばいいだけのこと。 また、ビニール袋に入れてカバンにしまって持って行って渡してもいいでしょうし、最近はエコバッグを持ち歩く人も増えました。

 

大量の紙袋を取っておかなくても、生活はうまく回っていきます。我が家は1、2枚ですが、それぞれの生活スタイルに合わせて所持量を設定したらよいと思います。

メルカリなどに頻繁に出品するなら、大中小のサイズ別に2枚ずつ持つなどの「定数化」の形をとってもいいでしょうし、あるいはファイルスタンド1つに収まる分だけという「定量化」をしても良いでしょう。

 

管理しやすく生活にフィットした形で上限を決めれば、増えすぎを防げます。

 

それぞれの生活スタイルに合った形で試してみてください。

文・イラスト/おふみ 構成/阿部祐子