娘が原っぱで遊ぶ姿を見ながら、夫は、今後のことをあれこれ聞いてきましたが、私は話す気もなく無視。そんなときに、娘が咲いていたタンポポを摘んで、私たちのところに持ってきたんです。 「これがママで、これがパパで、これがれいちゃん!」と言って、無邪気に笑いました。 それは大小3輪のタンポポで、娘にとっては私たちふたり…いや、3人のことを、変わらず家族だと思っているんだと感じ、涙が出てきて娘を抱きしめました。
公園から帰って、今回だけは旦那を許して娘のためにやり直すことに決めました。 そのときの気持ちは、娘がくれた宝物。タンポポを持って笑っている、そのときの娘の姿を写真に撮って、いまも壁に飾っています。 もちろんすぐに怒りが静まったわけではありませんが、そんなときにはこの写真を眺め、このときの気持ちを思い出すようにしています。 ふたりの間に問題があるときは、その写真の前で腹を割って話し合うことに。旦那も「娘のために浮気は絶対しない」と決心。その約束は、いまも守られています。