突然ですが、みなさんは「何のために数学を勉強するのか」と疑問に思ったことはありませんか?日常生活において、特にあってもなくても困らない「数学」。しかし今回ご紹介する“数学を学ぶ意味”を知れば、今までの価値観がガラリと変わるかもしれません。

現代最強のマーケターが語る「数学を勉強する意味」

11月14日に放送された『日曜日の初耳学』(TBS系)では、林修先生が“時代のカリスマ”と1対1で対談する人気企画「インタビュアー林修」を実施。その日のゲストとして現代最強のマーケター・森岡毅さんが登場し、数学を学ぶ意味について教えてくれました。

 

そもそも森岡さんといえば、かつて低迷していたユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)をV字回復へと導いた人物。USJを退社後は株式会社刀を立ち上げ、さまざまな企業の立て直しを成し遂げてきた、言わば日本企業の救世主なのです。

 

そんな森岡さんの戦略を支えてきたのが、数学的な考え方。じつはその考え方こそが人生を賢く生き抜くヒントになっているそうで、森岡さんは「数学を勉強する理由っていうのは、ただひとつ」「問題に辿り着くために(頭を)論理的に使う練習をするためにやってるんだと思うんです」と語っています。

テストの良し悪しは関係ない!?

つまり数学で鍛えるのは、計算力よりも「問題解決能力」。

 

たとえば“1日100本しか売れない花屋を1年後には200本売れるようにしたい”“何とかしてくれ”と相談されたときに、みなさんはきちんと戦略から紐づいて考えていけるでしょうか。

 

森岡さん曰くその考え方をできるようにするために数学を学んでいるのであって、テストの点数や得意・不得意は関係ないそう。続けて“数学に取り組んで頭を鍛えておくことが役に立つ”と主張していました。

 

これにはインタビュアーの林修先生も、「得意・不得意関係なく、頭を鍛えるべき時期にきちんとやっておくかどうか、人生の視野が大きく変わってきますよね」と激しく共感。現に森岡さんの周りでも、論理的思考ができる人の方がやりたいことが叶っているといいます。

 

森岡さんの唱えた自論はネット上でもたちまち話題となり、「数学って大人になって使う・使わないの話じゃないんだな」「問題を解いた先に何があるのか、その答えを知った気がする」といったコメントが後を絶ちません。

堀江貴文さんが語る「数学を学ぶ魅力」とは?

数学といえば“ホリエモン”こと堀江貴文さんのYouTubeチャンネルでも、「数学」をテーマにした動画が公開されたことが。ゲストとして教育系YouTuber・ヨビノリたくみさんを招き、各々が考える“数学を学ぶことのメリットや魅力”を語っていました。

 

たとえば堀江さんは数学を学ぶことの魅力について、“科学技術は数学をベースに発展してきているので、世の中の見方が磨りガラスを見ているような状態から目を見開いたようなクリアな見え方に変わる”と回答しています。

 

一方ヨビノリたくみさんが掲げたのは、数学を勉強すること=“物事の本質を見抜く作業に似ている”という点。図形に関してもただ単に「これは三角形にしか使えない」と考えるのではなく、どの図形にも使える“共通点”を見つけることが楽しみのひとつでもあるそうです。

 

もし自分の子どもから「なんで数学を勉強しなきゃいけないの?」と聞かれたら、ぜひ森岡さんや堀江さんたちの回答を参考にしてみてくださいね。

文/牧野聡子
参照/堀江貴文公式YouTube「数学を学ぶことのメリットとその魅力【ヨビノリたくみ×堀江貴文】」https://www.youtube.com/watch?v=9YrPicqGGL0