かわいいものを探すのが大好きな文筆家の甲斐みのりさんに「かわいい」「おいしい」「心に残る」の3拍子がそろった“手渡したら確実に喜んでもらえる”ご当地のおみやげを「3つだけ」厳選してもらう連載。
さらに、忙しいママたちのために、3つのうち、少なくとも1つは必ず「遠方からもお取り寄せできるもの」を選んでもらいました。「忙しくてご当地に行っているヒマがない!」というママでも、手に入れることができますよ。
今回の記事で甲斐さんがご紹介してくれるのは、“海も山も。豊かな食材に恵まれた魅力的な名産”【富山県】のおみやげ3選です。
\ 甲斐みのりさん的/「富山」のお土産
本州の中心部に位置し、南北にのびる富山県。
険しい山々が連なるアルプス・立山連峰から、水深1000メートルを越える富山湾と、自然が織りなす起伏に富み、海のもの・山のものと、豊かな食材にも恵まれています。
北陸新幹線が開通したことで、首都圏からでも身近に感じられるようになりました。
以前に富山駅を訪れたとき、駅ビルに「とやマルシェ」というおみやげ売り場があったのですが、目にも楽しく魅力的な名産物が取り揃い、夢中で買い物をしました。
今回はその気持ちを思い出し、本当においしい富山みやげを選んでいます。
1:【取り寄せ可】アルパカプリン/アルパカコーヒー 4個入り1600円
富山市の住宅地の中に佇んでいる「珈琲屋」アルパカコーヒー。コーヒーのほか、季節に合わせた手作りスイーツやお店のキャラクター的存在のアルパカのイラストが入ったオリジナルアイテムなどの扱いもあります。
なかでも人気は、珈琲屋ならではの深煎りのコーヒー豆を贅沢に使用し、じっくり煮出して作られたほろ苦い「アルパカプリン」。下層部はコーヒのなめらかプリン、上層部はほろ苦いコーヒーゼリーがのっています。瓶のデザインは2種類あり、味も生チョコモカとコーヒーの2種類。卵は不使用です。
「富山出身の友達が『素敵な珈琲屋さんがあるよ』と教えてくれて、富山を訪れた際に立ち寄りたいなとずっと思っていたのがアルパカコーヒー。そこで扱っているプリンを食べてみたいと思っていて念願叶って味わってみると、これがまたおいしい!アルパカプリンというネーミングも瓶のデザインも、とても愛らしいですよね。プリンとゼリーの組み合わせも新鮮です。ぜひ、コーヒーとセットでおみやげにしてみては」
アルパカプリン
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販売店:アルパカコーヒー 直売店&工房
富山市婦中町下坂倉1-23 - 通販:可
2:【取り寄せ可】 昆布小箱 富山の食卓の定番 3点セットKO-B/室屋 1199円
古くから富山の食卓に欠かせない定番商品である昆布を、現代風にお土産にしたセット。よろこんぶに掛け合わせた「喜」の文字を箔版押しであしらい仕上げた小箱に、3種類の昆布が入っています。味は、酸っぱさがクセになる富山を代表するごはんのおとも「黒とろろ昆布」、やさしい風味と口どけが人気でご飯や汁物、おでんに最適な「白とろろ昆布」、甘めに味つけした昆布を短冊切りにした「チャーミン昆布」。
「私の祖父が富山出身で、子どものころから富山のものを食べる機会が多くありました。昆布もその一つ。創業90余年の昆布の老舗である室屋が、パッケージデザインを刷新したものがこちら。伝統の中にも新しさを取り入れたお土産です。昆布はご飯のおともになるものからおやつ代わりに食べられるものまで、3種類。バラエティに富んでいるので、もらったときのうれしさもひとしおです。個別に購入することもできるそうですよ」
昆布小箱 富山の食卓の定番 3点セットKO-B
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販売店:JR新高岡駅
- 通販:可
3:【取り寄せ可】棒S(ボウズ)3パック/鮨蒲本舗 河内屋 2484円
かつてより河内屋名物でもあるかまぼこを、今風デザインにアップデート。パッケージは、著名なグラフィックデザイナーであるキギさんの手によるものです。目を引くデザインは、若い世代にも人気を集め、その味もお墨付き。上質な白身魚のすり身にこだわり、よりクリーミーな味わいに。1本1本個包装になっているので、手を汚すことなく手軽に食べる事ができるのもうれしい。そのまま食べるのはもちろん、料理にアレンジすることもできます。
「富山駅で友人へのお土産に購入したのですが、とても好評でした。チーズと白えび、揚げチーズの3種類から選べるのも選択の幅が広がります。お酒のつまみにはもちろん、お弁当のおかずになるのも便利。富山といえばかまぼこですが、このように一風変わった種類を差し出すと、そこから会話も広がります。味もとてもおいしいので、ぜひ自宅用にも。スティック状で食べやすく、親しい人との食事会の手土産にしたら、喜ばれました」
棒S 3パック
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販売店:鮨蒲本舗河内屋 魚津本店
富山県魚津市駅前新町9-12
- 通販:可
PROFILE 文筆家・甲斐みのりさん