4児のパパである俳優の杉浦太陽さんは、7月30日に自身のYouTubeチャンネル「たぁちゃんネル/杉浦太陽」を更新。同動画では“お悩み相談室”を開催し、視聴者の悩みの種になっている“育休中に何もしない夫”に対してアドバイスを送っていました。
育休中に何もしない夫は“ズル休み”?
ことの発端は新米ママからの「太陽さんは育休についてどう思いますか?」という質問。というのも、相談者の夫は1年間の育休を取得したにも関わらず、育児に関するめんどうなことは何もやってくれないそうです。
彼女からのお便りを読んでいる最中に「何のための育休だ」ともらしていた杉浦さん。さらに「育休を取ったら取ったなりのサポートというか、育児参加しなきゃいけない」と語っています。
“育休中に何もしない夫”に対して「ズル休み」と厳しく指摘した杉浦さんは、「話し合うチャンスだと思いますし、率先して参加することによって子どもからの信頼を得られたりとか自分の役割だったりとか、未来に向けての準備だと思う」とコメント。
育休を“いい家庭を作る準備期間”にするため、夫婦でしっかり話し合うことをすすめていました。
役割分担のコツは“共有”!?
杉浦さんのアドバイスを聞いた人からは、「さすが4人のパパだなって印象。しっかりと解決策を提案できるのがすごい」「答えが的確すぎる…。不満は抱えるのではなくて、話し合いで解決するべき」といった好評の声が後を絶ちません。
ちなみに他には、来年入籍予定の人から「お互いの家事、育児に役割分担があったら教えてください」という質問も。杉浦さんによると、結婚生活が始まる前に役割分担を決めておくのがおすすめ。リアルな結婚生活が始まったら大変なことも多いので、楽しいうちに考える方がいいそうです。
また家事や育児は、夫婦で共有することも推奨する杉浦さん。はじめのうちに2人で共有すれば楽しみながら家事をおこなえるため、お互いの成長につながります。新婚ではなくても役割分担がハッキリせずモヤモヤしているなら、“共有する”というやり方を取り入れてみるのも手かもしれません。
“とるだけ育休”の実態は…
杉浦さんの“育休中に何もしない夫”に対する意見をピックアップしましたが、そもそも育休をうまく活用できない状態のことを“とるだけ育休”と言われているのはご存知でしょうか?
コネヒト株式会社が以前公開したアンケート調査では、回答者に“育休中の夫(パートナー)の家事および育児時間は一日合計どの程度?”と質問しています。
回答を見ていくと、2時間以下と答えた人は「1時間以下(17.7%)」「1時間超2時間以下(14.6%)」の合わせて約3割。育休を取得した人の約3人に1人は、1日あたりの家事育児時間が2時間以下という結果になりました。
回答者からは「まず4日しかない育休を自分の都合で日にちを勝手に決めて、そのうち何日かは自分が遊びに行くことに使ったので、育児をするために育休を使って欲しかった」「育休を取っても家でだらだら。結局家のことは私がやっていた」といったコメントが。育休を取ることがゴールになっており、休暇中にするべきことを決めていない夫は少なくないようです。
不満の声が続出している“育休取得後に何もしない夫”。夫婦のどちらかに負担がかかる生活ではなく、お互いに助け合うスタイルを続けられたら理想的ですね。
文/牧野聡子 ※画像はイメージです。
参照/杉浦太陽公式YouTube「【#6】太陽パパのお悩み相談室」https://www.youtube.com/watch?v=jlCsjV-q4hs&t=563s
男性の『とるだけ育休』を防ぐための提言(『変えよう、ママリと』/コネヒト株式会社)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000019831.html