自分の好きなものとシンプルに暮らしているミニマリストのおふみさんに、自身の経験から得た”家を安らぐ場所にするちょっとした習慣”を教えてもらいます。
かわいくて部屋のあちこちに飾ってしまいがちな雑貨ですが、結局ごちゃついたり、ホコリが溜まってしまって…という悩みあがありますよね。すっきりとおしゃれに雑貨を飾っているおふみさんに、その極意について教えていただきました。
目指すのは、すっきりした中にもてなしの心がある「お寺みたいな部屋」
家事が簡単に終えられる、すっきりした空間が好きです。家事の負担を減らして、自由時間を増やして好きなことをするためにものを少なく保っています。
しかし、いくらすっきり空間が好きとはいっても、 とにかくものを減らして「独房」のような空間に住みたいのかというとちょっと違います。
理想の空間は、お寺のお庭拝観のお部屋です。 畳の上にあるのは座卓くらい。 なにもないのに居心地がよく、何時間でもぼーっとしていたくなります。 しかし、よく部屋を見回してみると、床の間には掛け軸が吊るされ、季節の花が生けてある。 何もないようだけど、すっきりした中にもてなしの心があります。
そういう空間にしたいと考えて、飾り物を少しだけ飾ることにしています。 すっきりを保ちながら飾るために心がけていることは、掃除のしやすさと管理のしやすさの2点。
まず飾り物選びにおいては、「置く」タイプより、「掛ける」また「吊るす」タイプを選ぶと掃除が楽です。壁に掛ける絵や、天井から吊るすモビールなどです。
これらのものは、あっても掃除機がけを邪魔しません。 床にものが少ない空間の掃除機がけは、散らかった部屋でするのと同じ家事とは思えないくらい楽です。 掛けるタイプは定期的に埃のたまりやすい箇所を拭いてメンテナンス。
仮にこれが全て床置きのオブジェに置き換わったら、相当掃除が大変になります。床に置くタイプならば、脚付きのものを選ぶと掃除がしやすいです。
飾り物を買おうか迷った時は、掃除しやすいかどうかというものさしで測ってみることをおすすめします。