ところが!です。 到着した株主優待の利用可能店舗一覧を見ていた、綾子さんの顔が曇りました。 確かに優待を使えるお店はたくさんあるけれど、綾子さんが昼休みにランチに行けるお店は会社の近くにはありません。 株価にばかり目を奪われて「お得にいい買い物ができた♥」と喜んだのもつかの間…結局、優待が使えるパスタ屋さんを探して、わざわざ休日に電車賃をかけて食べに行くハメに。 「確かにタダで食べられたけど、休日に電車賃をかけて行くのって、果たして得だったのか…? こんなことなら最初から、会社近くでランチするお店を決めて、そこの優待がもらえる会社の株を買えばよかったのでは…」と肩を落とした綾子さんでした。

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「えっ、嘘でしょ?」新しいほうの優待券を捨てちゃった!!!

フリーランスで仕事をしている彩夏さん(仮名)は、出張用に航空会社の株を保有し、国内線片道普通運賃が半額になる株主優待券を年2枚、ゲットしています。 出張時に航空券が支給される会社もありますが、自分で購入して、定価の運賃分を経費として請求できる会社もあるからです。彩夏さんはいつも出張用に期限ぎりぎりまで株主優待券を確保しておいて、使う機会がないと分かった時点でネットオークションで売却していました。 あるとき福岡出張の仕事が舞い込んだ彩夏さん。


「株主優待券の出番だ!」と、ここぞとばかり、優待券の入った封筒を取り出しました。