ところが!!!です。 いざ、予約しようと思って優待冊子をペラペラめくっていた由紀さんは、思わず「あれ?」と声をあげました。「いちばんお気に入りの京都鷹峯のハーヴェストが入っていないんです。よく調べると、有馬温泉や那須、箱根など15か所の施設は対象になっていますが、半分ほどの施設は対象外なんです。 夫も楽しみにしていたから、ほんとにもうガッカリで…」と肩を落とす由紀さん。 「鬼怒川や伊東などの施設には、平日・日曜なら大人4860円、子ども(412歳)3240円休日で泊まれるから、普通に泊まるよりはまだまだお得です。 でも、会員権だと土曜日や休前日も同料金で泊まれますが、株主優待だと大人7020円、子ども4860円と金額が変わります。施設によってはもう少し値段が上がるところもあるから、やっぱり会員権と同レベルまで求めるのは無理ですね」と反省しきりの由紀さん。次回からは優待内容をもっとしっかりと調べてから、株を購入しようと心に決めたそうです。 

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せっかく株主優待目当てで株を買ったのに、思い通りの株主優待が手に入らなかったり、活用できないとしたら悔やんでも悔やみきれません。 皆さんも、筆者をはじめ皆さんの体験談を教訓に、「ワタシ、失敗しないので」と胸を張って言える“株主優待生活”を目指してくださいね。


ライター:田村みのり
会社員(人事・経理)を経てフリーライターに。年金組合の破たんで数百万円を失った経験から、分散投資の重要性を痛感。その後、教育資金・老後資金を貯めるために投資信託や株、純金積立などさまざまな財テクに挑戦してきた実績を持つ。女性誌やwebでマネーや教育、生活情報記事などを執筆。高校生、大学生の2児の母。