会話する際、相手に不快感を与えないよう気遣うことって大切ですよね。しかし対面だけでなく、SMSを利用する時でもモラルのある振る舞いを心がけたいもの。そこで今回は、「友達へのリプライにいいねをつける人ってどう思う?」という声に注目していきます。

面識のないユーザーからの“いいね”に不満の声

周りにアドバイスを求めたのは、SNSを通じてママ友とやり取りする機会が多いという女性のAさん。彼女いわく、時おり友達へのコメントに面識のないユーザーが「いいね」をしてくるそうです。

 

フォロワー同士でもない相手からのアクションに対して、Aさんは「関係のない人は関わらないでほしい」と思うのが本音。しかし「SNS界隈では普通のことかも」と考え直し、ネット上に「リプライに第三者がいいねをつけるのってどう思いますか?」とコメントしました。

 

Aさんの質問を見た人からは、「彼女の気持ちはよくわかる。見ず知らずの人が会話に割り込んできたような感じがして嫌」「相づち程度のコメントに“いいね”されるとビックリするし、『ちょっと怖いな』とも思う」など共感の声が相次いでいます。

「それがSNSなのでは?」という切り返しも

“いいねをつける第三者”に不満を抱く人は多いようですが、第三者が知人や友達であれば問題ないのでしょうか? SNS上の声を見ていくと、「知っている人であっても話に関係ないなら、いいねを押さないでほしい」といった意見が。“いいね”を押した人が友人だとしても、話に関係がない場合は“いいねをつけてほしくない”と感じる人は多いようですね。

 

しかし、“友達に送ったリプライにいいねを押してほしくない”という声に対して、「ネット上で会話してる時点で他人に見られても仕方ない」「両方とも自分と相互フォローの人で、面白い会話だった時はいいねします。というかSNSって本来そういうものだと思う」などの主張も。“自由に交流できるのがSNSのメリット”と捉える人は少なくありません。

SNSの利用目的は“身近な人とのやり取り”?

“友達に送ったリプライにいいねをつける”問題に注目しましたが、そもそも多くの人はSNSをどのように利用しているのか気になりますよね。

 

アサヒグループホールディングス株式会社は、以前“SNSマナーに関するアンケート調査”を実施。回答者に“SNSをどう利用してる?”とたずねたところ、「人(家族、友人、他人など)の投稿を読んだり、画像を見る(64.4%)」が第1位に。

 

ちなみに回答者からは「時間さえあれば、みんなの投稿を見る」「小さい子どもの日々の成長の姿を見るのがとても嬉しい」などの声が寄せられています。

 

2位以降の順位を見ていくと、「親しい人(家族、友人、同僚、恋人など)とメッセージや画像をやり取り(59.6%)」「人の投稿に『コメント』したり、『いいね』をつける(41.3%)」がランクイン。身近な人とやり取りするため、SNSを利用する人が多いようです。

 

対面と違って“相手の反応”が見えにくいSNS。マナーが曖昧なところもありますが、なるべく他人が不快になる行動は避けたいものですね。

文/河井奈津
参照/アサヒグループホールディングス株式会社「第669回 みなさんのSNSマナーを教えて?」https://www.asahigroup-holdings.com/company/research/hapiken/maian/201803/00669/