親が口を出すことになんとも思わなかった日々

4歳で幼稚園の課外活動で始めたときは、とてもとてもサッカーとはいえないほどのものでした。 それでもその後、地域の少年団に入り、土日祝日はサッカー漬け。強豪チームではなかったものの、それなりに強い学年でしたから、保護者も含めて盛り上がりました。
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息子は点取り屋だったこともあり、白状するとちょっと鼻が高かった。でも、その分期待も大きく、息子のプレーに口を出してばかり。 でも、そのときはそれが「親なら当たり前」と信じて疑っていませんでした。周りの上手な子の親は、みんなそんな感じでしたから。 中学、高校も当たり前のようにサッカー部。レギュラーに入るか入らないかというすれすれのところ。さらに中31年間はケガ続きで、練習すらできず…。 最初はふがいないと思うこともありました。でも、じっと部員のサポートを続ける彼を見るうち、私はちょうどよく冷めていったのだと思います。 そして高校に入って1年が経ったある日、3月に退部すると主人と私に切り出したのです。