今日からできる子どもへの「声かけ」

こうした時代の変化やリスクを知った上で「プライベートゾーンについては本人に任せる」という選択をするのはもちろんアリ。

 

ただ、おちんちんは、思春期に周りから情報が入って気がづけばむける人もいれば、そうでない場合もあります。正しい性の話題に関しては意外にも情報過疎に陥りやすい現代の子どもたちに「むく必要がある」という認識を持たせることは、親の責任と言えるのかもしれません。親が積極的にむくことに抵抗がある人でも、日頃から子どもに「むいて洗う方が清潔だよ」「むいた方がおしっこ命中しやすいよ」などと声をかけ、いずれ「むく必要がある」ということを子どもに知識として教えていくことは大切なことなのかもしれません。

 

さて次回は、「むきむき体操」を巡る論争、「むく」「むかない」それぞれの選択の注意点をお伝えします!

取材・文/谷岡碧 イラスト/石川さえ子