「不倫」。もちろん、ないならないほうがいい。そんなことは誰しもわかりきったこと。

それでも、手を染めてしまう女性たちは、後を絶ちません。そこで今回は、リスクを最小限に留める「浮気相手の基準」について、不倫経験のある女性2名に話を伺いました。

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こちらの結婚生活に興味がない人(美沙子さん/33/会社員)

高校の同級生と結婚して4年目。2年前に子どもが生まれてからは、仕事、家事、育児に気を取られ、旦那のことを考える余裕がなくなっていました。

夜ベッドで触れてこようものなら「疲れてるんだから寝かせてよ!」と怒り、ガッカリしている旦那に背を向けて寝る日々。毎日の生活がいっぱいいっぱいで、睡眠時間を削ってまで旦那とコミュニケーションを取ろうなんて思えなかったのです。

生活リズムにも慣れ、「このままじゃダメだ」と思ったのは子どもが1歳を過ぎてからでした。しかし、すでに手遅れ。旦那は以前のように私のことを気にかけてくれなくなり、夜のお誘いも断られてしまったのです。

自分にも責任があるとはいえ、旦那に断られたことで女としての自信をすっかり失ってしまった私。「もう一生、男性に抱かれることはないのかもしれない…」そんな恐怖に怯える日々が続きました。

そんなときに出会ったのが、5歳年下の彼。取引先に勤めていて、私が担当した案件で初めて話し、お互い惹かれ合いました。彼はバツ1で、結婚しなくても、愛し合える人を探しているのだとか。

人妻だし、年上の私なんか相手にされない、からかわれているだけ…と思っていましたが、彼からの度重なるアプローチ。旦那と結婚前に味わっていたドキドキを思いだし、会う度惹かれ…。

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「旦那が相手にしてくれないから」と自分に言い訳しながら、彼と関係をもってしまったのです。

それからというもの、彼とは週1回のペースで会っていますが、趣味や仕事の話で盛り上がったり、「好き」「可愛い」と言った言葉を惜しみなく与えてもらったり…。

子どもや旦那の話をまったくしない彼のおかげで、まるで独身に戻って恋愛をしている気分が味わえています。

そのせいでしょうか。彼をホテルに残して家に帰る罪悪感もありませんし、家でも今までとなんら変わらない結婚生活を送れています。

でも、欲しかったドキドキを味わえているおかげか、いままで辛かった家事や育児、仕事にも、意欲的に取り組めるように。旦那にも優しくできているので、私にとってはこれが一番理想的な形です。

上手い彼とは、利害関係が一致!(千佳さん/29/カフェ店員)

旦那は元々不器用なタイプ。結婚前は、そんなところも魅力だったんです。

でも、いつまでも成長しない男って、冷めてしまいませんか? 特に、旦那のセックスの下手さにはうんざり。典型的なセックスレス夫婦となってしまいました。いいところを挙げるとすれば、優しいところですが、女って優しいだけでは満足できないですよね。

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そんなときに、人数合わせで行った合コンで出会ったのが彼。なにごとにも自信満々で、初めてエッチするときも、「いままでで、一番気持ちよくしてあげるから」なんて言ったんですよ。

正直、私もそこそこ経験しているので、期待していなかったのですが、たしかに上手いんです。単純にいままでの男性と比べるのは難しいんですが、少なくとも、旦那よりは何倍もいいセックスができています。

お互い、“満足した夜を過ごすこと”が目的なので、日中の干渉は一切ナシ。会って別れる前に、次の約束をして、基本、それ以外の連絡は取りません。

不器用な旦那は気づきもしないですし、満足できるようになった私は、お肌もツルツル。旦那との仲も良好です。

求めすぎない男性がベスト!

不倫の理由はそれぞれですが、やはり、「旦那が、女として愛してくれない」ということが根本にあるよう。身体も心も、できればすべてを愛してほしいですよね。

その点で求められるのは、「女」としての自分を満たしてくれる相手。そして、その中でも“求めすぎない男性”が、ばれない傾向にあるようです。

会う目的がハッキリしていて、それ以外には関わりを持たなかったり、自分の都合に合わせて会ってくれる男性がいるのであれば、安心して一時の快感に身をゆだねられるのかもしれません。

ただし、不倫が発覚した暁には、慰謝料、養育権と大問題! 露見した際の責任は、すべて自分自身に降りかかってくることをお忘れなく。

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ライター:藤崎陽菜
ネイリストとして働く傍ら、美容・恋愛ライターとしても活動中。ママ友とのおしゃべりは大好きだけど、最近でき始めているママ友派閥のとりなし役になっているのが悩みの種。公務員の夫と、2歳になる娘と三人暮らし。