3児の母をしている筆者ですが、実はこのたび転職をしてベビーマッサージ講師として教室を運営していくことになりました。今回はベビーマッサージ講師ならではのアイデアで赤ちゃんの背中スイッチ対策法をご紹介したいと思います。

 

まず背中スイッチという言葉、ママの皆様は一度はお聞きしたことがあるのではないでしょうか?生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこでゆらゆらさせながら寝かしつけ、やっとすやすや寝てくれたので、そーっとそーっと布団の上に寝かせようと抱っこの腕を外して赤ちゃんの背中を布団につけた途端に赤ちゃんが「ぎゃー!!」と泣いて目を覚ます・・・。そんな経験、母親になると何度か経験したのではないでしょうか。あまりにも赤ちゃんの反応がはっきりしているので「赤ちゃんの背中にはスイッチがついているのでは?」なんてとこから「背中スイッチ」という名前がついたのでしょう。新米ママの大敵ともいえる背中スイッチ。原因と対策について紹介していきますね。

 

①ママの腕と布団の温度差

ママの温かい腕に抱っこされて気持ちよく寝ていたのに冷たい布団に移動することでびっくりして起きてしまうパターンです。これには事前に湯たんぽや電気行火などで布団を温かくしておくことが効果的です。

 

②姿勢がヤダ

生まれて間もない赤ちゃんはママのおなかにいたときに姿勢を好みます。Cカーブともいわれますが首を曲げて背中を丸め脚も深く曲げた姿勢が赤ちゃんは安心するそうです。抱っこではこれに近い姿勢になるので赤ちゃんはすやすや眠れるのですが、布団に寝かされるとこのCカーブが崩れ、首から足までがまっすぐになってしまいます。このことで目が覚めてしまう赤ちゃんもいるようです。枕や小さいクッションを使うことで寝ている姿勢をCカーブに近づけてあげることで対策になります。一度試してみてくださいね。

 

 ママと離れたくない

私個人的にはこの理由で起きてしまうことが一番多いのでは?と思っています。赤ちゃんはママの温もりが大好き。抱っこされて気持ちよく寝ているのにママから引き離されて布団で寝るなんて「さびしいよー」「こわいよー」と泣いて訴えているのでしょうね。また、布団に寝かされる瞬間にモロー反射が出現してそれにびっくりして起きる赤ちゃんもいてると思います。モロー反射とは赤ちゃんの原始反射の一つで外的な刺激に対して体がビクッと動く反射のことをいいます。小さい赤ちゃんにとってちょっとした刺激でも怖く感じるものです。本能的に手を伸ばして母親をつかもうとする動作がモロー反射です。かわいく感じるしぐさですが、当事者のママにとっては寝てくれないことは一大事ですよね。そんなときは寝る前のふれあいを増やしてみたり抱っこして背中のマッサージをしてあげてください。マッサージと言っても大人に行うように強い力が必要なわけではありません。ママの手のひら全体で赤ちゃんの背中を上から下へさすってあげるだけで十分です。ふれあい遊びは赤ちゃんの情緒を安定させるといわれてますし、マッサージをされることで体が温まり眠りやすくなるといわれています。ママとのスキンシップが増えることで安心することもできるのでちょっとした刺激でも驚いて起きることは減ると考えられています。

 

いかがでしたでしょうか?こちらに挙げた原因・対策は一般的なものばかりなのですべての赤ちゃんに当てはまるわけではありません。赤ちゃんの個性を考えながら我が子にとってはどういった対策が一番ベストなのかいろいろと試していただけたらと思います。幸せいっぱいの育児生活。大変なこともありますが、ママと赤ちゃんのペースで楽しんでいきましょうね。

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CHANTOママライター/のぶこ