公開中のきかんしゃトーマスシリーズ劇場版最新作『映画 きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!』では、ソドー島で開催される“未来の発明ショー”に向けて、世界中から様々な発明品がやってきます。お祭り騒ぎのソドー島に日本からは、世界最速の超特急・ケンジがやってきます。
CHANTO WEBでは、ケンジの声を担当した賀来賢人さんにインタビュー！ ご自身も子どもの頃に楽しんでいたという大好きな「きかんしゃトーマス」の魅力や、映画の見どころ、子育て中のリフレッシュ方法について伺いました。
—— ケンジを演じるうえでの監督からのリクエストと、賀来さんの役作りについて教えてください。
賀来さん：
「きかんしゃトーマス」のアニメをたくさん観て、世界観を頭の中に入れました。現場で監督からのリクエストをいかに吸収できるかが勝負だと思っていたので、柔軟なスポンジでいられるように意識しつつ、なるべくまっさらな状態で挑みました。監督からは、ケンジは好青年で嫌味がなく、声からもまっすぐな男だと伝わるようなキャラクターだと丁寧に説明をしていただいたので、イメージも腑に落ちて演じることができました。すごくいい経験になったと思います。
—— 劇中では「僕たちに代わりがいないことを証明しなきゃ！」とトーマスたちががんばる姿が描かれています。賀来さんが自分を奮い立たせるときに使うテクニックのようなものはありますか？
賀来さん：
なぜか、根拠のない自信のようなものがあって。割と大変な状況のほうがいいパフォーマンスができる気がしています。お芝居に限らず、大きなことや勝負事に挑むのは結構好きですし、そういう場面での自分には強さを感じています。大きなことを言ってしまえば達成せざるを得ないので、言霊のように自分を奮い立たせることはよくあります。ネガティブになるがあっても、ポジティブになるまで努力するタイプです。
—— 映画の舞台は、ケンジがやってくる“未来の発明ショー”です。劇中で気になった発明品、賀来さんが今、発明してほしいものはありますか？
賀来さん：
気になったのは「ぶっ飛びブースター」です。空飛ぶ車も出てきましたが、僕も空を飛びたいです。パラグライダーで山の上を飛んでいる人に憧れています。高所恐怖症で経験がないのですが、怖くなく、安心安全に空を飛べる発明品があったらうれしいです
—— 賀来さん自身も子どもの頃、「きかんしゃトーマス」を楽しんでいたそうですね。
賀来さん：
物語が好きで楽しんでいました。男の子は電車が好きだし、電車に顔がついている違和感などもあって、惹かれたのかもしれません。大人になって改めて観ると、伝えたいことやいろいろなテーマが詰まっていることも分かりました。
個性豊かなキャラクターが支え合い、協力しながら、仲間としてさまざまな問題に立ち向かっていく。そういうテーマは普遍だし、そこを押しつけることなく、やんわりと伝えしっかりと届けるところは素敵だと思います。
—— 映画の見どころをお願いいたします。
賀来さん：
ソドー島にやってくるケンジは言ってしまえば、よそ者だけど、トーマスたちはそれをすんなりと受け入れます。これは、社会の縮図だなと思いました。子どもたちも、公園で遊ぶときに、知らない子がグループに入るのを受け入れるかどうかはすごく大きな問題です。トーマスたちの姿から何かを受け取ってほしいという気持ちもありつつ、ストーリーもおもしろいので、シンプルに楽しんでもらえたらうれしいです。僕自身もそうですが、お父さん、お母さんも懐かしい気持ちになれるので、ぜひ、親子で楽しんでほしいです。
—— 親子で一緒に楽しめるも映画の魅力ですよね。
賀来さん：
僕自身もなるべく子どもと一緒にいたいと思っているので、親子の時間を大切にしています。下の子が生まれたばかりなので、上の子と一緒に公園など、外に行くことも増えて、より仲良くなっている気がします。公園で遊んだり、走り回ったり、体力を使う遊びをすることが多いので、体にきます（笑）
—— 子育て中のリラックス方法はありますか？
賀来さん：
前よりお風呂に長く入るようになりました。子どもと一緒に入るので、お風呂でやることが増えたからというのもありますけれど（笑）。今日1日の出来事を話したり、ひらがなの勉強をしたり。最近、しりとりを覚えたので、壁に貼ってあるひらがな表を使って、楽しく勉強しています。
—— 賀来さんの笑顔から、楽しい様子が伝わってきます。
賀来さん：
一緒にスーパーに行くだけでも、すごく楽しいです。「バナナだ！」とか「いちごだ！」とはしゃぎながら、「この前食べたよね」「おいしかったよね」と話をする。そんな些細なやりとりですが、子どもの新鮮なリアクションを見ることがとても幸せです。
