自宅で簡単に作れる“キャンプ料理”で、アウトドア気分を味わってみませんか? 以前『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS系)に出演した料理愛好家・平野レミさん。フライパン1つで作れる「ワイルドパエリア」のレシピを教えてくれました。
“湯むき”ならぬ“火むき”!?
まずはフライパンにオリーブオイル大さじ3をひき、みじん切りにしたにんにく(大)2片と玉ねぎ150gを弱火で3分ほど炒めていきます。次に粗みじん切りにしたベーコン5枚(60g)、ハーブ塩小さじ1/2で下味をつけた鶏もも肉300gを加えて、さらに2分ほど加熱。鶏もも肉は食べやすくするために、ひと口大にカットしてくださいね。
ここで皮をむいたトマト中2個(250g)を投入しますが、平野さんはめんどうな“湯むき”を省けるテクニックを披露。フォークに刺したトマトを直接火で炙り、水に浸けることで簡単に皮をむいていました。
オリーブオイルで米をコーティング!
下処理したトマトは、手で潰しながらフライパンの中にイン。さらに砂抜きしたあさり400g、ホタテ缶小1缶(65g)、白ワイン1/2カップも加え、入れフタをして煮込みます。あさりの口が開いたらざるでこして、汁と具材を分けましょう。汁には鶏ガラスープ約2カップを足しておくのがポイントです。
続いてパエリアには欠かせない“米”を調理。空いたフライパンを一度キッチンペーパーで拭き取り、オリーブオイル大さじ3と生米3合(450g)を一緒に約2分炒めます。平野さんいわく、“オリーブオイルが米の表面をコーティングするので、べちゃべちゃになるのを防げる”とのことでした。
その後、先ほどのだし汁800cc、サフラン3つまみ、ハーブ塩小さじ1、オイスターソース小さじ1を入れたらフタをして15分炊いてください。時間が経ったところで火を止め、取り出しておいた具材と星形に抜いたパプリカ適量をのせて10分蒸らします。あとはお好みでイタリアンパセリやチリパウダーなどをトッピングすれば完成。
実食した俳優の小泉孝太郎さんは、「おいしいです。ものすごく優しい味」と絶賛していました。
フライパンを2段重ね!?
様々なアイデアを駆使して簡単料理を作る平野さんですが、以前放送された『平野レミの早わざレシピ!』(NHK)でも驚くべき“時短ワザ”を繰り広げています。
最初にオリーブオイル大さじ1を熱したフライパンで、長ねぎ3本を加熱。ここで平野さんは長ねぎの上にアルミホイルをかぶせ、その上にもう1つのフライパンをのせていました。
長ねぎを蒸し焼きにするために“重し”として置いたフライパンですが、“使わないのはもったいない”という理由でゆずの皮適量と塩適量を投入。長ねぎを焼きながら、同時に調味料の乾煎りもおこなっていました。
平野さんの調理テクについて、ネット上では「1つのコンロで2つの材料を調理するなんてビックリ!」「フライパンの2段重ねはレミさんならではだね(笑)」など驚きの声が続出していました。
時短を意識して調理したい時は、平野さんのテクニックが役立ちそうですね。
文/河井奈津