©2021 映画トロピカル~ジュ!プリキュア製作委員会

 

プリキュアシリーズの劇場版最新作『映画トロピカル〜ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!』が公開中。今回の映画では、プリキュアシリーズ第18弾の「トロピカル〜ジュ!プリキュア」(以下、トロプリ)と第7弾の「ハートキャッチプリキュア!」(以下、ハトプリ)のコラボが実現。本作でキュアブロッサム/花咲つぼみを演じている水樹奈々さんに、アフレコ直後にインタビュー! アフレコの感想やプリキュアへの想いなどを語ってもらいました。

キャラクターが細胞に組み込まれている感覚

水樹奈々
プリキュアへの想いを語ってくれた水樹奈々さん

 

── 久しぶりのアフレコはいかがでしたか?

 

水樹さん:

すごく楽しかったです。毎年恒例だった歴代プリキュア大集合のプリキュアオールスターズの映画から数年経って、3年前に15周年記念作品に出演して以来、今か今かと出番を待っていたので、アフレコが楽しみで仕方なかったです。久しぶりに4人で決め台詞を言ったり力を合わせて戦ったり、とても幸せな時間でした。

 

── 水樹さんにとってプリキュアという作品はどんな存在ですか?

 

水樹さん:

長い時間をかけてキャラクターとともに成長していく作品に携われるのは本当に幸せです。プリキュアという歴史ある作品で、歴代のプリキュアを演じた先輩から受け継いだバトンをしっかり受け取り、さらにパワーアップさせて次の代へバトンタッチするという使命には、プレッシャーも緊張感もあります。

 

でも、子どもたちに夢を届ける存在として、また、みなさんに愛してもらえるキャラクターを生み出すために一緒に戦い続けたメンバーとの絆は特別です。

 

©2021 映画トロピカル~ジュ!プリキュア製作委員会

 

私たちもそうなのですが、プリキュアを演じた方たちはみんな「うちの代が一番かわいい!」って思っています(笑)。そのくらい愛情を注いで、全力で演じたキャラクターであり、作品だということは当時もそして今も肌で感じています。

 

── 愛情たっぷりで育てたキャラクターですね。

 

水樹さん:

じっくりと育てたキャラクターなので、久しぶりでも役を思い出す時間はまったく必要ありません。細胞に組み込まれているというのでしょうか(笑)。収録が始まったらすぐにつぼみになっていました。あれこれ考えなくてもスイッチが入るような感覚です。なので、いつ映画に呼ばれても大丈夫です!(笑)。

 

実はアフレコでは、名乗り口上の「プリキュア! オープン・マイハート!」が全然合わなくて(笑)今回、4人の合わせ台詞がたくさんあるのですが、何度も録り直しました。

 

── 一人一人は出来上がっていても、最初から合わせるのは久しぶりだと難しいですよね。

 

水樹さん:

でも、これは言い訳をさせてください!今、アフレコのときは隣の人との間に仕切りがあって。それが思ったより厚さがあるんです。いつもなら隣の人の呼吸を聞いて合わせられるのですが、仕切りのせいであまり聞こえず……。一番奥にいる人は声も遠くに聞こえてしまうんです。何度かやり直したことにはちょっと悔しさが残りましたが、みんなで、「仕切りのせいであって、ブランクのせいじゃない!」と謎の励まし合いをして(笑)。何度かトライするうちに、テレパシーのようなもので合うようになりました。

 

── コラボが実現したトロプリの印象を教えてください。

 

水樹さん:

キラキラしていてすごくかわいい! 変身アイテムもすごくかわいいし、メイクアップしていくところなんてたまりません。女の子の憧れがすべて詰まっていて、私が子どもの頃にトロプリを観ていたら、絶対ハマってマネしていたと思います。

 

── 子どもの頃の水樹さんだったら、誰にハマっていたと思いますか?

 

水樹さん:

子どもの頃からブルー系が好きだったので、キュアラメール/ローラだと思います。ピンクとブルーが混ざっているのもいいですよね。髪の毛もロングヘアでウェーブの感じもすごくかわいい。子どもの頃、パーマをかけるとか髪の毛を巻くことにすごく憧れていたし、次期女王になりたいという夢を持っていて、お姫様のような雰囲気もあるし、何より歌が好きなところに惹かれると思います。