寒い季節に、家庭で“鍋料理”を食べることってよくありますよね。以前放送された『ZIP!』(日本テレビ系)では、「食のプロが愛するおうち鍋」を特集。カレー店や鮮魚店など“食の仕事に携わるプロたち”がおいしい鍋レシピを教えてくれました。

魚のプロは“サバ鍋”が一押し!

まずは築地で18年働いている“魚のプロ”が「サバ白菜鍋」の作り方を伝授。サバ1尾(小さければ2尾)を3枚におろして、骨を丁寧に取り除く工程から始めていきます。切ったサバは鍋に入れる前に、“熱湯をかける”のがポイント。湯通しすることで魚の臭みが消え、アクも出なくなるそうです。ちなみに使用するサバは、スーパーで売られている切り身や塩サバを使っても問題ありません。

 

続いて昆布出汁適量を入れた鍋の中に、下処理を終えたサバ、白菜1/4個、豆腐1丁、えのきだけ100gを投入。酒適量を回しかけて約3分火にかければ、あっという間にできあがります。

 

シンプルな味つけの分、素材の旨味がダイレクトに伝わる同レシピ。ポン酢とゴマ各適量を混ぜたタレにつけて食べると、サバがよりおいしく味わえるのでおすすめです。

前日残ったカレーが絶品鍋に変わるひと工夫とは?

同番組では、カレー店の店主が普段から食べているというアレンジレシピも紹介。作りすぎたカレーを活用する鍋料理で、まずは“前日の残ったカレー”に出汁適量(どんな種類も可)を注いでカレースープを作ります。

 

そしてカレーの香りを引き立たせるために、カレー粉大さじ1も投入。店主いわく、“カレー粉はサラダ油大さじ1で軽く炒めたものを使うと、より香りがアップする”とのことでした。

 

その後、鶏もも肉500g、キャベツ半玉、めんつゆ適量を加えて約10分加熱。あとはブロッコリー100gとトマト1個を鍋に敷き詰め、3分ほど蒸らせば「のこりカレー鍋」の完成です。

 

実食したリポーターは、「スパイスが効いてるから、家で残ったカレーとは思えないぐらいおいしい」「トマトもすごく合う」と大絶賛。シメに冷凍うどん2玉を入れることで、“カレーうどん”としても楽しめますよ。

 

「すき焼き」は9年連続1位!?

様々な鍋レシピが登場しましたが、実際に世の人たちはどのような鍋が好きなのでしょうか? 株式会社リクルートライフスタイルは、昨年「鍋に関するアンケート」を実施。20代・30代の男女1044人を対象に、「みんなの食べたい鍋ランキング2020」を発表しました。

 

調査の結果、最も多かったのは「すき焼き」の19.5%。回答者からは「家族がみんな好き」「甘辛タレで煮込んだ肉と生卵の相性が抜群」などのコメントが寄せられており、同社によると「すき焼き」は9年連続で首位を獲得しているようです。

 

また2位には「キムチ鍋(16.5%)」がランクイン。3位は「もつ鍋」の12.1%で、「もつの油とこってりした出汁で野菜もいくらでも食べられる」「家で食べるには下処理など大変だけど無性に食べたくなる」といった声が上がっていました。

 

今回取り上げた“おうち鍋”のレシピを参考に、新しい味を発見してみては?

 

文/河井奈津

参照/『ZIP!』公式サイト「食のプロが楽しんでいる『おうち鍋』」https://www.ntv.co.jp/zip/tokushu/post/agdttqq455brzr9q.html
参照/株式会社リクルートライフスタイル「鍋に関するアンケート」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001022.000011414.html