「フォロワーシップ」という言葉を知っていますか? リーダーを補佐する役割のことで、最近は多くのビジネスパーソンが取り入れているそうです。そこで今回は、“フォロワーシップ”についてチェックしましょう。

フォロワーシップってなに?

チームを引っ張るリーダーがたとえ有能であっても、1人で発揮できるパフォーマンスには限りがあります。個人の能力に頼るよりも、各社員の力が十分に発揮された方が良い結果につながりそうですよね。そんな時に役立つのが、リーダーや部下をサポートする「フォロワーシップ」。実際にフォロワーシップを学んだ人からは、「生産性が上がる」「チーム力がアップする」などの声が寄せられていました。

 

具体的な行動を見ていくと、「チームが活性化するようなアイデアを積極的に提案する」「基礎的なことですが、“報連相”はとても重要。私は社員一人ひとりの状況を伝えるようにしてる」などのコメントが。リーダーの補佐に加えて、チーム全体を気にかけることも大切なのかもしれません。

“リーダーの良き理解者”になることがポイント!?

実践者のアドバイスによれば、「フォロワーシップ」攻略のコツは“リーダーの良き理解者になる”こと。リーダーの性格や考え方を把握することで、リーダーから指示を受ける前に行動できるのが望ましいようです。「リーダーの指示を待っているだけでは生産性は上がらない。自発的にフォロワー側も提案すれば、良いアイデアが集まりやすくなるはず」などの意見も上がっています。

 

また、“リーダーの弱点”を把握するのも大切なポイント。リーダーがミスした場合を想定し、先回りの行動を心がけるのが良いそうです。またフォロワーシップを実践するAさんは「『リーダーの言うことは絶対!』と思いすぎて、忖度した意見しか出ないことがある」と前置きし、「チームに合わない意見であれば正直に指摘する。批判できる人がいると、より良い意見が出やすい」とコメントしていました。

 

リーダーに依存するのではなく、社員一人ひとりが主体的になって働くのが「フォロワーシップ」の良いところですね。