新しいワークスタイルとして広く普及した「テレワーク」。働く場所は自宅やコワーキングスペースなど人によって様々ですよね。最近、“意外な場所”が仕事場として注目され始めているのは知っていますか? 実は「車の中」がテレワークに最適な空間のようです。

車内テレワークは快適なの?

以前放送された『めざましテレビ』(フジテレビ系)では、“車内テレワーク”を特集しました。同番組が調査した車内テレワーカー(男性)の働き方を見ていくと、最初に向かう場所は自宅から徒歩約30秒のところにある駐車場。仕事場になるワゴン車に乗り込むと、あらかじめ設置してあった机の上にパソコンをセッティングしています。

 

さっそく仕事を始めた男性に“車内テレワークで必要なアイテム”を質問したところ、「ポータブルバッテリー」と回答。大容量のバッテリーがあれば、車のエンジンをかけなくても様々な家電が使えるそう。電子レンジも使用可能なため、車にいながら温かい料理を食べられるのが嬉しいですね。

 

“車内テレワーク”を実施する人は多く、「コワーキングスペースよりも車の方が快適」「意外と作業がはかどる」などの声が上がっていました。

 

テレワークに特化した車!?

“車内をワークスペース化する”という働き方に注目が集まるなか、多くの企業が“車内テレワーク”を推奨しています。

 

昨年、ソフトバンクとトヨタ自動車の共同出資会社「MONET Technologies」は「マルチタスク車両」を開発しました。マルチタスク車両とは車内のレイアウトを自在に変更できる車のことで、快適な車内ワークを実現。USBポートや外部バッテリーを搭載しているため、エンジンを止めたままでも作業できます。

 

日産自動車株式会社は、公式HPに“車内テレワーク用グッズ”の作り方を掲載。なかでも、車のハンドルに取りつける「ダンボールハンドルデスク」は人気のようで、「作業しやすい!」「ほぼダンボールだけで作れるから超お手軽」など好評の声が続出していました。