©Troll/POPLAR ©2021東映まんがまつり製作委員会

 

8月13日公開の『映画おしりたんてい スフーレ島のひみつ』で物語の舞台となる「スフーレ島」に暮らすおてんば娘ルル役を演じる鈴木梨央さん。スフーレ島は、人々が風に乗り、空を飛びながら移動して暮らしています。スフーレ島に暮らしながら、外の世界を夢見る好奇心旺盛でスリルを求める女の子・ルル。子どもの頃から「おしりたんてい」を読んでいたという鈴木さんに「おしりたんてい」の魅力や好きなキャラクター、アフレコ裏話やルルへの共感度などを伺いました。

鈴木さんが相棒にしたいキャラクターは?

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── ルル役に決まったときはどんな気持ちでしたか?

 

鈴木さん:

小さい頃に読んでいた絵本「おしりたんてい」の世界に入れるとは夢にも思っていなかったので、すごくうれしかったです。TVアニメは中学生の頃に、いとこにすすめられて一緒に観ていました。アニメになるとよりキャラクターの個性が引き立つ印象があります。キャラクターが話すセリフを聞いたとき、声と動きに衝撃を受けました。アニメの主題歌は一度聴くとずっとメロディが頭の中を回ってしまうほど、インパクトがあって大好きです。

 

── お気に入りのキャラクターはいましたか?

 

鈴木さん:

ブラウンが好きです。まず、声がすごくかわいいし、ちょこまか動いている姿とか、おしりたんていについていく姿が気に入っています。私の相棒になってもらいたいくらいです。

 

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── ルルにはどんな印象を持ちましたか?

 

鈴木さん:

すごく活発で元気なかわいらしい女の子です。周りの人たちまで明るくしてしまうパワーと魅力があります。努力家で一生懸命な姿はとても素敵だと思います。背中には空を飛べる羽のようなものがついているのですが、アフレコをしているときも楽しそうに飛ぶルルから元気をもらっていました。

 

── 「自由を求めて外の世界に行きたい!」というルルの気持ちに共感できる部分はありますか?

 

鈴木さん:

自分をわかってほしいというルルの気持ち、理解できる部分はあります。「言われなくても分かっているのに……」と感じる気持ちは、大人になる前に味わう感情、このお年頃特有のもの。ルルはその感情を口に出しちゃうタイプなんだと思います。

 

── ルルは空を飛ぶのが得意なキャラクターですが、鈴木さんは空を飛びたい願望はありますか?

 

鈴木さん:

飛行機から外の景色を見たときに「どこまで上に行けるのか」がすごく気になっていました。小さい頃は雲の上に立ちたいと思っていたけれど、大きくなって立てないことを知ってしまったので(笑)。今は、ひたすら上に向かって飛んでみたいです。どんな景色が広がっているのか、気になります。高いところは苦手なのですが、好奇心が勝って怖さも吹き飛ぶと思います。

楽しく刺激的なアフレコ現場の思い出は?

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── 声優のお仕事もたくさん経験のある鈴木さんですが、今回、アフレコで新たに発見したことなどはありますか?

 

鈴木さん:

「あーーーー」と叫ぶシーンで、監督から「濁点をつけて“あ”――――”と叫ぶ感じでお願いします」とリクエストがありました。台本では濁点が付いていなかったので、最初は難しさも感じました。明るいキャラクターなので、声をあてていくうちに気持ちもどんどん乗っていき、OKが出た後も気持ちが昂っていることが多かったです。「まだ叫べるよー!」と高めなテンションが続くこともよくありました(笑)

 

── とても楽しそうなアフレコ現場ですね。

 

鈴木さん:

元気な女の子の役だったので、本当に楽しかったです。おしりたんてい役の三瓶由布子さんのお芝居にすごく圧倒されたし、男の子の役を演じることにもすごく興味が出ました。明るいスポーツ少年、いつかやってみたいです。

 

── 映画の見どころをお願いいたします!

 

鈴木さん:

ルルは「外の世界に行きたい」という好奇心が強すぎて、途中、ちょっと誘惑に負けてしまいますが、仲間たちのおかげで進むべき正しい道に戻ってきます。おしりたんてい、ブラウンたちと一緒に、島の危機に立ち向かう、仲間たちの強い絆に注目してください。

 

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