【この記事は、CHANTOママライターによるウェブ限定記事です】

                       

ライター名:まのり

 

老後資金は?

今まで、老後の資金は?と聞かれたら、「年金」「貯金」「退職金」という答えが多かったと思いますが、近年よく聞くのが「確定拠出年金」です。年金や退職金も宛にできない時代、そして、貯金もなかなかたまらないような方に、ぜひ確定拠出年金をおすすめしたいとおもいます。

 

確定拠出年金とは?

確定拠出年金とは、企業や加入者が毎月一定額の掛金を拠出して、自分で運用します。イメージ的には、支払われた掛金が自分の口座に積み立てられ、運用して得られた給付金が将来的には自分に戻ってくるものです。つまり、毎月一定額を資産運用し、それが老後に戻ってくるのです。確定拠出年金は、企業型と個人型があり、企業が確定拠出年金に入っている場合と個人で加入するものとがあります。ここでは、自分の意思が前提の個人型確定拠出年金について話したいと思います。

 

誰が加入できるの?

少し前までは、企業型確定拠出年金の加入者や専業主婦、公務員などは加入が認められていなかった個人型確定拠出年金ですが、現在は法改正で、加入できる範囲が広がっています。自分はどうなのか確認してみるとよいです!

 

資産運用に興味はあるけど、なかなか・・という人へ

確定拠出年金は毎月5000円から運用することができます。一度に大金をうごかすことはないので、手軽に積立感覚で始めることが出来るんです。そして、その積立金の運用先も自分で選ぶことができます。運用は定期預金から、投資信託、株式など決められたラインアップから選べます。1種類だけでなく、数種類を好きな配分で選ぶことができ、リスクやリターンなどを考えることができるので、結構楽しみでもあります。この種類や配分は、途中から変更することも可能なので、利回りをみながら運用することができるのです。もちろん、忙しくてそんなことできない、長期的な目で見ている、という方は、そのまま変更しなくとも、毎月しっかりと掛金を運用することができます。

 

税制優遇のメリットあり!

確定拠出年金のメリットは、なんといっても税制優遇。資産形成の応援のため、掛金は控除の対象となります。そして、運用収益も非課税になります。これは、長い目で見ると結構お得です。他にも受け取り時に、退職所得控除、公的年金等控除の対象となります。

 

注意事項は?

ここまで、読むと「資産運用」的なイメージでとらわれがちですが、確定拠出年金はあくまでも「年金」なので、原則60歳まで解約することはできません。そしてもちろん手数料もかかります。手堅くすべての掛金を定期預金のみにしておくと、掛金が目減りしていることもありますので、ご注意を。

 

さあ 始めてみましょう!

さて、実際に加入するにあたって、どの金融機関を選ぶかですが、手数料で選ぶもよし、商品のラインアップで選ぶもよし、加入後のサポートで選ぶもよし。私は、野村證券に月1万円ずつ掛金を払っています。国内と海外の株式を半分づつ購入する「バランス型」という商品ですが、今のところ定期預金に眠らせておくよりは、利益をえているようです。毎月の貯金も余裕が少し出てきたので、掛金を増やそうか思案中。そしてもちろん主人にも加入してもらいました。主人も前々から資産運用に興味があったので、考えながらいろいろ購入しているようです。