数学一筋の数学講師と知識ばかりでの教え子。全く噛み合わない二人が繰り広げる“普通じゃない”ラブストーリー『まともじゃないのは君も一緒』。独特のテンポと、終始噛み合わないノンストップの会話劇がクセになる作品です。普通の恋愛じゃ物足りない！ という方におすすめです。
映画『まともじゃないのは君も一緒』
普通の恋愛の定義って何？
“自分って普通？”。誰もが一度は抱いたことのある不安ではないでしょうか。映画『まともじゃないのは君も一緒』は、外見は良いけれど、数学一筋でコミュニケーション能力ゼロの予備校講師・大野と、自分は恋愛上級者と思い込む、実は恋愛経験ゼロの香住の“ふつじゃない”ラブストーリー。
全く気が合わない二人ですが、どちらも恋愛力ゼロで、どこか普通じゃないというのが共通点。普通の恋愛に憧れ、普通の結婚を夢見る大野に、「もうちょっと普通に会話できたらモテるよ」と、あれやこれやと恋愛指南をするうちに、二人の心がかすかに揺らぎ始めます。普通がわからない二人が見つけた“普通”の答えとはーー？
「おしゃれな人だと思ったけれど……」
公開記念舞台挨拶には、数学教師・大野役の成田凌さん、教え子・香住役の清原香耶さん、香住が憧れる実業家・宮本の婚約者・美奈子役の泉里香さん、前田弘二監督が登壇し、スクリーンに映し出された映画の場面写真を見ながら、撮影時を振り返りました。
映画の中では気の合わない大野、香住ですが、撮影は最初からいい感じだったと笑顔で振り返った成田さん。そんな成田さんの第一印象について清原さんが「ファッション誌などで活躍されていて、いろいろと拝見していました。おしゃれな人と思っていたけれど……」と言葉をつまらせる場面も。「そうでもなかった？」とすかさず問いかけた成田さんは、初対面の際の服装を思い出したようで「僕、甚平でしたね。おしゃれじゃなかったかな？ 暑かったからね」と苦笑いを浮かべながら再度確認し、笑いを誘っていました。
新生活を迎えるシーズン。成田さんがチャレンジしたいのは？
卒業、入学など新生活を迎えるシーズンということで、今年新たにやってみたいことを発表することに。清原さんは「ずっと旅行に行きたいなと昨年くらいから考えています。家族旅行なら温泉とかがいいかなと、旅行サイトをチェックしながら行き先を検討する毎日です」と、コロナが落ち着いたら真っ先にやりたいことを挙げていました。野菜にハマっているという泉さんは「家庭菜園を本格的にやりたい」とのこと。前田監督は「お酒をいっぱい飲んで騒ぎたいです。あまりお酒は強くないですが、なんか、みんなでワイワイしたいですね」とニッコリ。
成田さんは「強くなりたいんです」とコメントし、その理由について「いつまでもヒョロヒョロとした体ではダメだなと思っていて……。格闘技をやりたいと思っています。キックボクシングにするか、何にするか、マネージャーと探しているところです」としつつ、「格闘技をやるので、（強くなったら＆体が出来上がったら）お仕事ください」とちゃっかりアピールすると、会場は応援？！の拍手に包まれました。
最後の挨拶で成田さんは「この映画には普通という言葉がたくさん出てきます。でも、それは一つも同じ意味で使われていないと感じました。新生活が始まるとたくさんの人との出会いがあると思いますが、自分の大切な人を信じて、元気に生きてほしいと思います。今の自分のままでいいと思える作品です」と呼びかけていました。
