—— 今回は20分の短編ですが、見どころを教えてください。
生島さん
冒頭のシーンです。ノーザンベースに揃うことはあったけれど、6人の仮面ライダーが全員揃うのは初めてだったので、並んで歩く姿にみんなで感動しました。手前味噌だけど圧巻です。2日かけて撮影した渾身のシーンです。大きなスクリーンでご覧いただけることを心からうれしく思いますし、皆さんの反応が楽しみです。
—— ワクワクしてきました。では最後に、CHANTO WEB読者へのメッセージをお願いします。
生島さん
今回はテーマが「本」です。息子役のそらが本のおもしろさを知る様子も描かれています。本は自分たちが知らない世界を知ることができる一番身近なツールなので、この作品を通して子どもたちが本を手に取るきっかけになったら最高の気分です。子どもと一緒に「仮面ライダーセイバー」を楽しんでいるママたちには、目の保養には内藤くんをはじめ若い俳優さんをおすすめします(笑)。僕は癒しキャラのような感じで堪能してください。
—— ちなみにですが、生島さんは子どもの頃、本は好きでしたか?
生島さん
母は本が大好きなので、僕自身も本はしっかり読んできました。太宰治や芥川龍之介などの定番はもちろん、遠藤周作もよく読みました。読み聞かせも絵本より本が多かったです。母は朗読がとても上手で、感情を込めて読んでくれたので。今思うと、それが芝居に興味を持ったきっかけだったのかなと。子どものいない僕が言うのもなんですが、知らないうちに子どもの将来に影響を及ぼすものなんだななんて、考えたりもしますね(笑)。
生島勇輝 / 俳優
1984年生まれ、東京都出身。映画、ドラマ、舞台と幅広く出演し、活躍している。主な出演作は映画『図書館戦争』(13)、『相棒―劇場版Ⅲ―巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』(14)。ドラマでは「特命刑事 カクホの女」(19)、「Wの悲劇」(19)などがある。
取材・文/タナカシノブ