若手代表として、キャリアチェンジの必要性を自ら体現

──全体を統括するポジションの代表に、若手社員が就くのは珍しいですね。松井さんは「若手社員」のエンゲージメント委員会に所属されていたそうですが、やはり活動を進めるうえで専門組織の必要性を感じたのでしょうか?

 

松井さん:

実は私自身は、まさか室長というポジションに就くとは思ってもみませんでした!(笑) 役員クラスの方が就くポジションだと思っていたので。とは言え

委員会活動に参加していた際にも、若手社員は色々な仕事を体験する必要があると思っていたので、今はやりがいを感じています。

入社時は

保険商品開発やデータ分析など数字を扱う仕事だったので大幅なキャリアチェンジでしたが、「それならばまずは自らが実践しよう」と決意し、社内公募で採用されて今に至ります。

 

──エンゲージメント・オフィスには、松井さん以外にどんなメンバーが所属しているのでしょうか?

 

松井さん:

現在の専属は私一人ですが、合計16名のメンバーが所属しています。彼らは自らの業務を継続しながら他部門の業務を経験できる「しごと交流制度」を通じて参加しているため、私以外は平均して業務時間の3割を使って活動しています。参加メンバーの職種は営業、広報、ファイナンスなど幅広く、ポジションもスタッフからマネージャーまで色々な視点を持つ人たちに関わってもらっています。

 

──「エンゲージメント・オフィス」はまだ始動されたばかりですが、今後はどんな活動をしていくのでしょうか?

 

松井さん:

大きく3点の目標を掲げています。一つ目はウィズコロナ・アフターコロナに対応できるニューノーマルな働き方を実現する「新しい働き方プロジェクト」、二つ目は部下の成長を促すコミュニケーションや業績評価の透明性を探る「上司と部下のコミュニケーション活性化」、最後に人事部と協同で採用や若手社員の育成強化に携わる「新卒採用の拡大と若手社員の育成」です。

 

まずは会社の現況を把握することを優先し、社員のエンゲージメントアンケートを実施する、エンゲージメント・オフィスのメンバーとオンラインミーティングを開催するなど、現状認識に務めているところです。

 

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