ギリシャのスープ、コトスパ・アヴゴレモノ

その土地の文化や歴史を、五感を通して感じることができる料理。外出や旅行を自粛する日々が続き、「どこかに行きたい!」と感じる方も多いのではないでしょうか?そこで、今回はおうちで作れて、ちょっとした異国気分も味わえる、世界のレシピを紹介します!

 

レシピを教えてくれたのは、世界の国々を旅し

196カ国のレシピを習得した本山尚義さん。第5回目となる今回は、爽やかな酸味が食欲を引き立てる世界のレシピです。

 

バルサミコ酢が効いた「アリスタ・ディ・マイアーレ・アル アチェート・バルサミコ」(バチカン)

東京ディズニーランドよりも狭い・バチカン市国。国土のすべてが世界遺産に登録されている珍しい国です。そんな、バチカンで食べられる料理の大きな特徴は、時期によって食べるものが変わるところ。

 

これは、旬のことではなく、ローマ法皇の出身国によって、ドイツ料理が好まれたり、アルゼンチン料理が好まれたりとするのだとか。

 

「バチカンのレストランではどんな料理が提供されているのか気になって、イタリア人の友人に調べてもらったところ、レストランではあたり前のようにイタリアンが提供されているそうです。なので今回は、イタリアンのさっぱり肉料理をチョイスしました!」

 

「アリスタ・ディ・マイアーレ・アル アチェート・バルサミコ」とは、簡単に言えば、バルサミコ酢をかけた豚肉のステーキ。ぶどうから作られたバルサミコ酢の、ワインに似た深い芳香とコクのある酸味が、脂ののった豚肉と相性抜群です。いつもとは違ったおもてなし料理を作りたいときなどに重宝しそうですね!

バチカンのアリスタ・ディ・マイアーレ・アル アチェート・バルサミコ

【材料(2人分)】

豚ロース肉 ……2枚 塩・こしょう……各少々

A|赤ワイン…… 1/4カップ(50㏄) A|しょうゆ…… 大さじ1と1/320㏄) A|バルサミコ酢……1/4カップ(50㏄) オリーブオイル……大さじ3

 

【作り方】

① 豚ロース肉の筋を切り、塩・こしょうを振る。 ② フライパンにオリーブオイルを熱し、豚肉を強火で表裏に焼き色が付くまで焼いて器に盛る。 ③ 別の鍋にAを入れ、弱火でとろりとするまで5分程煮詰め、豚ロース肉にかければ、出来上がり!