ナスの旨味を感じられる「サラタ・デ・ヴィネテ」(ルーマニア)

お次の料理はルーマニアから。ルーマニア料理は長い歴史の中で、トルコ料理やロシア料理などの様々な文明の影響を受けているのが特徴です。

 

「サラタ・デ・ヴィネテは、焼きナスでつくったペーストです。現地では、前菜としての扱いで、バケットなどにのせていただくと、焼きナスの旨味とこうばしさが口いっぱいに広がります。シャキシャキとした玉ねぎやレモンの酸味がアクセントとなって、さらに食欲を引き立てます」

 

ルーマニアでは、トルコ料理などと一緒でお米は野菜のカテゴリ。なので、ロールキャベツの中に入れて食べたりすることも多いのだとか。

ナスの旨味を感じられる、ルーマニアのサラタ・デ・ヴィネテ

【材料(2人分)】

なす……1

A|玉ねぎ……1/4(みじん切り) A|マヨネーズ……小さじ1 A|レモン汁……小さじ1 A|オリーブオイル……大さじ3 A|塩・こしょう……各少々 バゲット……4 枚( 1.5 ㎝ 幅)

 

【作り方】 ①魚焼きグリルで、なすを皮のまま焼く。真っ黒になるまで焦げ目をつける。 ②皮をむき、粗熱をとったら、包丁でたたいて細かくミンチ状にする。 ③ボウルにを入れて、を加え、よく混ぜる。バゲットの上に盛り付ければ、出来上がり!

 

次回は、子どもが喜ぶこと間違いなし!ひんやり甘いスイーツ系メニューを紹介します。

 

PROFILE 本山尚義

本山 尚義シェフ

 

1966年神戸市生まれ。「世界のごちそう パレルモ」オーナーシェフ。大学在学中に料理に目覚め、日本国内のレストランでフランス料理などを修行。その後、世界30カ国をまわり、現地の人々と関わり合いながら料理を学ぶ。1999年神戸市に世界の料理を提供する「世界のごちそう パレルモ」をオープン。著書は『世界のごちそう 旅×レシピ』『全196ヵ国おうちで作れる世界のレシピ』『世界のおつまみレシピ』。 

 

文/立岡美佐子