最近は“テレワーク”に切り替えている企業も多く、少しずつ働き方も変わってきました。なかには新しい業務形態に馴染めず、仕事のモチベーションが下がっている人もいるかもしれません。今年7月に日立製作所は、そういった背景を見据え、メンタルをケアする画期的なサービスをスタートしました。

アプリで幸福度を計測!?

実際に顔を合わせて仕事をする機会が少なくなるなか、企業側はコミュニケーションや創造性の活力となる“幸福感”を向上させることが課題になっています。

 

そこで日立製作所は独自の“幸福度計測技術”を事業化するため、新たに「株式会社ハピネスプラネット」を設立。従業員の前向きな心を引き出す不思議なスマートフォンアプリ「Happiness Planet」を開発しました。

 

同アプリに搭載されている機能は大きく分けて2つ。まず1つ目は、毎日のアクションを実践する機能です。毎朝アプリ内で“人の話をしっかりと聞く”などの目標を宣言し、夜に目標が達成できたかを報告。公式サイトによると、決めたアクションを続けることで心が前向きになるそうです。

 

従業員のメンタルをスマホでチェックする時代が到来!

「Happiness Planet」の2つ目のポイントは、人間関係を数値化できるところ。日立製作所は自社で開発した技術を活用し、10年以上かけて人の“行動データ”を集めてきました。

 

その結果、幸せで共感や信頼のある人間関係には、身体運動に無意識の特徴が現れることを発見。同アプリではスマホの“加速度センサー”を使い、身体運動のパターンを「ハピネス関係度」として数値化することが可能です。スマホを1日3時間以上持ち歩いてハピネス関係度を計測すれば、自分の幸福度が画面上に表示されますよ。

 

幸福度を数値化する新サービスに対し、ネット上では「モチベーションが上がるし、会社側も仕事の課題を発見できそう!」「悩んでる従業員を会社側がすぐに把握できるかもしれないね」といった声が上がっています。