子どもが意識しすぎないようなケアを!

さて、ここまでケア方法や手術についてご説明してきました。小さい子どもの場合、なかなか自覚するのは難しいため、親が心配になることも少なくないはずです。

 

「お子さんの両親のどちらかがワキガ体質だった場合は、とくにお母さんが“子どもにも遺伝しているのではないか”と神経質になっているケースが多くあります。親御さんが気をつけるのはとても大切なことですが、同時にあまり気にしすぎないのも大事です」

 

においの問題はデリケート。必要以上にあれこれ言いすぎると、子どもは劣等感を抱いたり、自信をなくして消極的になってしまったりする場合もあるそうです。

 

においが強いかもしれないと自分でストレスを感じてしまうのは、かえって逆効果です。もちろん、まったく気にしないというのは難しいかもしれません。子どもがにおいを意識せずに過ごせるように、日々のこまめなケアをしてあげましょう。

 

文/齋田多恵