日本だけでなく海外でも大きな話題を集めた『全裸監督』の山田孝之が、久しぶりの“普通の人”を演じたことでも注目されている映画『ステップ』。本作では、仕事に家事に育児に追われる毎日を過ごす、シングルファーザーを演じています。
映画『ステップ』
娘との10年間の物語
「ビタミンF」や「流星ワゴン」などで知られるベストセラー作家、重松清氏の同名小説が原作。妻に先立たれた山田演じる健一が、シングルファーザーとして娘を育てながら、仕事に家事に奮闘する10年の物語が描かれています。
山田孝之が演じるシングルファーザーなら、ちょっと変わったことをしそう、なんて期待もしてしまいそうなのですが、ごく普通の会社員、ごく普通のパパ役で娘との物語をゆっくり、ゆっくりと紡いでいきます。子育て中の家庭ならどこにでもあるような普通の毎日が描かれているからこそ、共感ポイントの多い作品でもあります。