業務が終わらないまま帰るより残業するほうがマシ!?
実際、“業務を抱えすぎている人”のせいで残業したり、終業間際に仕事を引き継がなければいけないパターンも多いよう。女性の残業量の実態はどうなっているのでしょうか?
株式会社キャリアデザインセンターが今年実施した「『女性と仕事』に関するアンケート」では、月間の残業時間の平均は「1~19時間」が52.4%を占めると判明しています。この現状をどう思っているのかを調査すべく、続けて「理想の月間残業時間は?」と質問。意外にも「0時間(34.4%)」という回答を押さえて、「1~19時間(58.2%)」が1位にランクインしました。
SNSなどで残業についての意見を見ていくと、「残業なんて絶対ヤダ!」という人は少なくありません。しかし「残業しないために日中忙しくなる方が嫌だ」「業務が残ってるのに定時での退社を強いられたとき、翌日引き継いだ業務のせいで大騒ぎになりました」など、状況によっては、無理のある定時退社より残業を肯定的にとらえる声も寄せられていました。
とはいえ、「子どものお迎え」など、人によっては残業はできないものです。働き方改革によって、時間外労働には今後ますます制限が出るかもしれません。もし仕事を抱えすぎている人がいたら、早めに上司などに相談して状況を改善することが大切と言えそうです。自分だけでなく、職場の皆が働きやすい環境を整えていきたいですね。
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文/牧野聡子
参照/株式会社キャリアデザインセンター「『女性と仕事』に関するアンケート」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000187.000012506.html