家庭で作れる定番の料理でも、ちょっとした工夫をするだけで味がワンランクアップ。以前放送された『ソレダメ! ~あなたの常識は非常識!?~』(テレビ東京系)では、プロの料理人が家庭で真似できる簡単な格上げワザを紹介していました。

カレーの玉ねぎは炒めずに丸ごと煮る!

例えば東京都・神保町に店を構える老舗カレー屋「ガヴィアル」の料理長は、カレーの甘みを引き出す格上げワザを伝授。家でカレーを作る時は玉ねぎを飴色になるまで炒める人も多いですが、料理長は「炒めると香ばしくはなるんだけど、甘くはならない」と語っていました。

 

どうすれば玉ねぎの甘さを引き出せるのかというと、炒めずに“煮る”のが正解。玉ねぎを丸ごと鍋の中に入れ、3分の2程度浸かるくらいの水で30分間煮るとよいそうです。

 

この方法に関しては管理栄養士の堀知佐子さんも、「玉ねぎには硫化アリルという辛み成分があり、加熱することによって甘み成分に変わる」と解説。また玉ねぎを切るとあまみ成分の元となる硫化アリルが抜けてしまうので、“丸ごと煮る”という方法も理にかなっています。

 

その後は角切り肉を玉ねぎの出汁で煮て、ルーを溶かしたら完成。実際に試食したスタジオの出演者からは、「今まで作ってた家のカレーと全然違う! はじめに玉ねぎの甘さがしっかりくる」「玉ねぎの食感がシャキシャキしててウマいね」と絶賛の声が相次いでいました。

卵が薄くても切れなくなるひと工夫!

さらに番組では、「レストラン はやしや」の店長がオムライスの作り方を披露。同店のオムライスにはLサイズの卵を2個使うのですが、冷蔵庫から出してすぐに使うのではなく10~15分ほど置いて温度を戻しましょう。キメが細かく、ふわふわした生地をつくるためには、よく混ぜることも大切です。

 

卵を混ぜる際に発生する“気泡”は、放っておくと生地が破れる原因に。そのため店長は、大きな気泡や卵のカラザを取るため1度ザルを通していました。

 

卵を焼くコツがわかったら、次はチキンライスに挑戦。材料は玉ねぎ(25g)、マッシュルーム(20g)、とりむね肉(30g)で、ご飯は温かいものを使用してください。最初に具材から炒めていくのですが、この時にケチャップを入れるのが“格上げワザ”。ご飯を入れる前にケチャップが加熱されるため、酸味が飛んでマイルドな味わいになりますよ。

 

後はクレープ状にした卵でチキンライスをくるんだらできあがり。番組で紹介された格上げワザに、視聴者からは「これなら自分でも美味しいオムライスが作れそう!」「玉ねぎって煮込むのが正解だったのか。自分はずっと炒めてたわ…」といった声が上がっていました。どれも簡単に実践できるものばかりなので、1度トライしてみてはいかがでしょうか。

パスタ作りの決め手は“茹で汁”

番組で紹介された方法以外にも、家庭でできる格上げワザには様々なものが。例えばネット上では「パスタを作る時は、茹で汁をかなり多めに入れると美味しくなる」との声が寄せられていました。 茹でたパスタをフライパンで茹で汁や具材と混ぜるのが一般的ですが、「茹で汁を入れるのはわかってるけど、どれくらい入れればいいのかわからない」という人も多い様子。つるんとしたパスタに仕上げるためには、「出し惜しみしないで、おたま1杯くらいの茹で汁を思い切って入れる」といいそうです。

 

その他「煮ものを作る時は、具材を大きめに切って長時間煮込んだらお店っぽい味になった!」「麻婆豆腐には“五香粉”っていう香辛料がぴったり。レトルトでも本格的になるよ。最近はスーパーにも売ってるから探してみて」といった格上げワザが。どれか1つでも試してみたら、普段の料理がランクアップした美味しさになりますよ。

 

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文/牧野聡子