“きょうだい事情”に先入観を持つと損をする

1人っ子だけでなく、きょうだいがいる家庭で育ってきた人たちにも数多くの偏見が。例えば兄や姉として育てられてきた人は、何かと「しっかりしてそう」と見られがちなようです。 しかし当然しっかりしていない人もおり、「兄ってだけで“しっかり者”って見られるのがプレッシャー。自分みたいに適当な兄もいるんですよ!」「うちは昔から妹の方がしっかりしてたし、姉だからと期待されるのは荷が重い」といった声が。逆に弟や妹は、1人っ子と同じく「甘やかされてきた」と言われることが多いといいます。

 

そして3兄弟などの“末っ子”は、「甘え上手」と見られがち。コミュニケーション能力があるとも言えますが、「自分は末っ子だけど全然コミュ力ないし、愛嬌もないが…」「末っ子だからといって『じゃあコミュ力あるんでしょ』って言われるのが嫌すぎる!」との悲鳴が上がっています。

 

まだまだ根強い「きょうだい構成」のイメージ。できるだけ先入観を持たず、フラットな気持ちで接することができるといいですね。 関連記事:一人っ子だからかわいそう…えっ、なぜ? 時代遅れの発言に悩むな!

きょうだいの不仲に悩むパパママへ 親としてできる5つのこと

 

文/長谷部ひとみ