2019.04.18
同じ環境で育っているのに、なぜか仲が悪い兄弟や姉妹もいますよね。親からするとできれば仲良くしてほしいと思うものですが、顔を合わせるとケンカを始めてしまう子どもたちもいます。
子どもたちが不仲になってしまうのは、親の接し方が関係していることもあります。平等に接しているつもりでも、子どもたちからするとえこひいきをしていると感じたり、自分は嫌われていると思ってしまうこともあります。子どもたちが仲良くなるには、親はどのように接すれば良いのでしょう。
■上の子どもに任せすぎない
兄弟や姉妹のいる家庭だと、つい一番上のお兄ちゃんやお姉ちゃんに、他の兄弟を任せがちです。
お兄ちゃんだから妹や弟の面倒を見るのは当たり前、お兄ちゃんだからちゃんとできるのが当たり前といったように、何かとお兄ちゃんに全てを任せてしまいます。
おもちゃを妹や弟にとられても、お兄ちゃんだから我慢しなさいと理不尽なことをいわれ、上の子どもは下の子どもたちに対して、かなりの不満を抱いていると思えます。
遊びに行きたくても下の子どもたちの面倒を押し付けられ、わがままな妹や弟たちを怒って泣かせてしまうと親から怒られ、妹や弟をかわいいと思える要素が全くないのが上の子どもたちの意見ではないでしょうか。
普段下の子どもたちの面倒を見てくれていることについて、「いつもありがとう、頼りにしてるよ」などと感謝の言葉を述べるだけで、上の子どもたちの兄弟に対する気持ちも変わってくるものです。
また、上の子どもの前で下の子どもの悪口をいうのもNGです。妹や弟のダメな部分を、つい上の子どもの前でいってしまうこともありますが、上の子どもは下の子どもたちが親を困らせるダメな子どもと思ってしまうので、ますます不仲になってしまいます。
■下の子どもを極端に甘やかさない
一番末っ子の子どもは親からしても、とてもかわいく思えるものです。年が離れた末っ子だと、なおさらかわいく感じることでしょう。
他の兄弟が年が離れているから、末っ子を手放しでかわいがっても大丈夫と思う親も多いですが、自分のときと比較している子どももいます。
末っ子をかわいがらなくてはいけないと思いつつ、心の底からかわいがれないこともあるでしょう。
下の子どもをかわいがる場合、同じように上の子どももかわいがることを忘れないようにしましょう。